マリアインマクラダ幼稚園年少4歳女の子Kちゃん(高槻市)が、今、取り組んでいるのは、「のばす」音符。

「のばす」音符とは、一打ち(1音弾いて)に2拍、3拍と、のばす音符のことです。

大人はこの説明で理解できますが、幼児はそう簡単に理解できません。幼児にとって、目に見えないもの、動きの伴わないことを理解することは難しいからです。
「のばす」って、動かず、弾いたまま、響いている音を聴くだけなのですが、その「聴く」ことが難しい!

ですから、「のびている」ことに意識を向ける取り組みをします。

まずは、楽譜を見て、リズム叩き。この時、言葉で「たーあー」と言いながら、叩くのは大切です。「くち三味線」って、絶大な効果があります。
曲の中でも、
「みーいー、みー、れー」と、音符を「くち三味線」で読みます。
リズムを声に出せないと、正しく弾けません。
Kちゃん、正しく声に出せて、叩けていました。

ここまでは先週もやりました。
そして今日はもうひとつ。リズムの積み木です。
念押しに、ビジュアルでリズムを理解してもらいました。

子供たちは、このリズムの積み木が大好き💕。
やはり、Kちゃんの目もキラっ🤩。

積み木で、「のばす」ことの説明をしました。
この積み木、「のばす」音符が本当に「長い」ので、わかりやすいのです。

私:「この音符の上に、1拍の、この音符をのせてみて、何個乗るかな?」
👀‼️
Kちゃん:「4個!」

Kちゃん、私の意図したのとは別の乗せ方をしたので、焦ってしまいました💦。
でも、あり得る、あり得る!これだから、大人の考えと幼児の理解を同じと考えるのは要注意!

私:「あっ💦、1段だけしか乗せないで」
Kちゃん:「2個!」
私:「だよね~😂」

そのあと、「のばす」音符のお話しをして、リズム叩きの問題を出しました。Kちゃん、これが気に入ったようです。
「たっのし~い🎶」

そして、「のばす」音符のある曲を弾きました。
やはり、最初は正確な長さになりませんでしたが(短くなります)、もう一度、積み木を見せて、「のばす」、「長い」ことをお話しすると、次は長めにのばすことができました!

やはり「のばす」音符は難しいです。

また来週やりましょう👋

※「のばす音符」のもっと詳しいお話はこちら→「ピアノで身につけてほしい感覚~「拍節感」①」