私、レッスン中に、思わず、心の中でニンマリしてしまう事がよくあります。今日はそんなお話。

バランス

今日は高校3年女子Nちゃん(高槻市)のレッスン♪。
ニンマリしたのは、
右手と左手のバランスの良さ!

ピアノでの「バランス」って言うのは…
音の強さ(大きさ)のバランスの事です。
例えば、カラオケとかでの歌と演奏の大きさのバランスの様なものです。
今回の場合は、右手と左手の音の強さのバランスがちょうど良かったと言う意味なんです。

思えば、Nちゃんは当ピアノ教室(高槻市)に、5歳から通って来てくれてます。と言うことは、もう13年間来てくれてることになります!長かったような、あっという間だったような…(^.^)

幼い子にも

この「バランス」については、それこそ、幼いときから言い続けます。
両手で弾けるようになってきたら、右手にメロディー(歌)、左手に伴奏を弾くことが多いですが、何も気にせず弾くと、左手の伴奏が大きく聞こえるのが普通です。
それは、ピアノの構造に関係するのですが(今回それはおいといて)、その時、メロディーを強く弾いて欲しいので、幼い生徒さんにもわかって貰えるように説明します。
でも、「メロディーと伴奏」などと言っても、なかなか分かりにくいかな?
だから、こんなふうに説明します(5歳の時のNちゃん設定でいきます^^)。

ハンバーグと野菜

私:「Nちゃん、おうちでハンバーグ食べるやんね?」
Nちゃん:「うん」
私:「ハンバーグのお皿に乗ってるのは、ハンバーグだけ?」
Nちゃん:「ううん、ニンジンとかのってる!」
私:「そうやね、レタスとかのってるね。ハンバーグとニンジンとかの野菜、どっちが多い方がいい?」
Nちゃん:「ハンバーグ!!」
私:「そうやんね!先生もその方がエエわ〰️」
私:「そのハンバーグがメロディー、右手な!だからハンバーグは、大きい方がうれしいから強く弾こう!」
私:「それから、野菜が伴奏!左手〰️。お皿には少しだけのってるから弱く弾こう」

どの生徒さんにも、↑こんなへたくそな絵を描いて、お話しします。
中には野菜が多い方が良いという子もいますが(^^;、ほとんど、皆とこのやり取り。
100%分かってくれます♪。
ただし、分かっても身につくまでには時間はかかります。

言い続けて

お話ししたら、聴き比べもします。私がバランスの良い弾きかたと、悪い弾きかたで実践。どっちがい~い?
どの子も良い方に
「こっち~」
と言ってくれるので、ホッ。

聴けたら、生徒さん自身が聴きながら実践。
長年、何度も、何度もこんなやり取りをやるわけです。

長年の積み重ね

間違いなく、Nちゃんにも10数年間、バランスが悪いたび、この「ハンバーグ」を言い続けていました。

でも、そう言えば最近はそんなやり取りも久しくしてない。
そして、今日は左右のメロディーと伴奏を絶妙なバランスで弾いてくれました!!

「ここ!バランス、よぉかったよぉ~

長い曲の中の、短い箇所なんですが、長年のレッスンのことを思うと、ふっと、嬉しくなる瞬間、ニンマリしてしまう出来事でした。

もう「ハンバーグ!」は言わなくていいね👍。

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