こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

当ピアノ教室(高槻市)では、音で何かを表現するピアノレッスンをしています(※)。
ですから、始めから自分の弾く「音」にこだわりを持つように指導しています。
とはいえ、子供達はそれにこだわっていることには気づいていない、たぶん、自然に受け入れてくれています。
それを感じさせてくれた、小学2年女の子Mちゃん(高槻市)のレッスンのお話です。

※:こちらもどうぞ→「教室方針」

ちょっと残念

Mちゃんの今日の曲は、先週から始まった曲です。片手練習を先週のレッスンで一緒にやったので、お家での練習もその片手練習でした。
でも、ちょっと練習不足かな?右手を間違って、練習していた感じがしました。そこで、正しく修正。すぐ、弾けるようになりました♪。そこから何回か弾いてもらいます。ここで練習ってことです。

盛り上がり

修正したのは、この曲の一番盛り上がるところ。だんだん大きく(強く)なっていくところ。音をよく聴いて、心を込めて弾いてほしいところでもあります。

私、この時点で、盛り上がりについてはお話ししていませんでしたが、Mちゃん、弾けるようになったら、音が聴けるようになったようで、盛り上げようとしているのが良くわかります。身体まで大きくなっていきます。
ふふ(^.^)、気持ち、良くわかります。だんだん音を大きくしたい時って、気持ちが入るので、ついつい背筋が伸びていくのです。だから大きくなったように見える(^.^)。
でも、ここで勘違いしてはいけないのは、「やってるつもり」。
気持ちだけ入ってても、実際、音が大きくなってないこともあるので、要注意です。
でも、Mちゃん。大丈夫。良くわかる、聴こえてますよ。音が強くなってる感じ(^_^)v。

前の曲が活きてます

なぜ、Mちゃんが盛り上がるべきところに気がついたのか?
これが疑問だったのです。
というのも、弾いていた右手はメロディー(歌)ではなく、伴奏です。弾いた感じ、盛り上がるところかどうかは、ちょっと分かりづらい。

そう思っていたら、Mちゃん、そこでない、別の部分を指して、

Mちゃん:「あー、ここは小さくするんやね。気がつかんかった」

私:「!あっ!そっか!強弱記号を見てたのか!だからここも大きく弾いたんやね?」

Mちゃん:「うん、だって、これだんだん大きくする記号やもん」

私:「うんうん、そうやね。良く気がついたわ!」

そうなんです、Mちゃん、前回やった曲で、初めて強弱記号(音の強さ弱さを指示する記号)を習い、強弱をつけて、アヒルが向こうからこっちへやって来て、行ってしまう様を、見事に表現しました。
その時と同じ強弱記号を楽譜に見つけて、今回、すぐに反応してくれた訳です。

自分で動くこと

ちょっと驚きました。

Mちゃん、今日はあまり練習できてないし、音符を弾くことに一生懸命になっているはず。そんな時は、強弱記号にまで注意がいかないことが多いのです。
私も音符どおりに弾かせることに夢中になっていました。
しかも、強弱記号は習ったばかり。

良く気がついたね!
嬉しいことに、ちゃんと表現できてましたよ!!
私が言わなくても、それを表現することが素晴らしいと思います。

こりゃ、両手が楽しみです!両手で弾くと、もっと盛り上げたくなるはず!
今日は残念なことでしたが、今週はたくさん練習してきてねっ!

来週、期待してます😉

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