コロナのもたらした産物

コロナ禍も学校などの休校から始まって、あれよあれよと早くも半年近くなりつつあります。その間、楽しみにしていた行事がほとんど中止になり、自粛解除になった今も、我が家では出かけることはほとんどなく、せいぜい毎日のウォーキングか近所のスーパーに顔を出す程度・・・。

生徒さんたちからも、運動会がなくなった、修学旅行もなくなった、コンクールがなくなったと「なくなった」の残念な言葉が日々、聞かれます(泣)。

なんか「いいこと」ないかいな?と考えてみると・・・。コロナ禍でのレッスンをどうするかを考えた時に巡り会ったサイトをきっかけにして、全国各地のピアノの先生方とお話ができるようになったのが(オンライン上ですが)この数カ月での「いいこと」ですね。そしてオンラインレッスンというやり方を知ったのは最大の収穫でした。まさにコロナの副産物。福産物か!

やってみたら・・・

最初はオンラインレッスンには抵抗がありました。やるつもりも全然なかったのです。でも動画のレッスンにも限界を感じていた時に、前述のオンライン上で知り合えた先生からの「とにかくやってみられたらいいんですよ♪」の一言で、ダメもとで高校三年生の女の子とやってみました。

思った通り、音は我慢が出来ないほど悪くて、というか、弾いてる音が聞こえない!(笑)でも、ずっとお互いにレッスンに飢えていた(?)こともあり、弾いている様子をみられただけで新鮮で「これはいいわ!」と感激。

すぐに他の生徒さん達に「オンラインレッスンやりましょう」と連絡してました。その後、何とかレッスンに耐えられるツールをいくつか試して、希望された生徒さん達とオンラインで繋がって、憂鬱な自粛期間にすこ~しですが普通に近いレッスンをやったという感じです。

柔軟な使い方

当たり前ですが、オンラインレッスンは対面のレッスンと同じようにはいきません。そもそも、どんなツールを使っても音に満足は出来ません。手の形などもほとんど見ることが出来ません。短所を探せばキリがないのですが、それに代えがたいものがあると私は思います。

現に自粛解除後の対面レッスンの時には、生徒さんと長い間会ってなかった事を忘れるほどでした。生徒さん達からも好評で、たとえリモートでもリアルタイムでのレッスンは安心感をもたらしたようです。(たとえ叱られてもね)

とはいえ、オンラインレッスンはコロナ禍のような非常時の形態と思っていましたが、これまた前述のピアノの先生方の座談会で「家族が病気の時にも使えますよね」と意見がでて、目から鱗。そこで生徒さん達には「何らかの緊急時にもオンラインやります」と連絡した次第です。

そうしたら先日、小6女の子のお母さんからレッスン直前にご連絡がありました。「元気ですがお腹の具合が悪いから急遽、オンラインレッスンにして欲しい」との事でした。コロナのこともあり、体調が悪いのにうちに来るのはまずいだろうと配慮して下さったのでしょう。

そう、そう!こんな風に使って欲しかったのです。今までなら「お休み」で終わってたところですが、画面越しに元気な姿を見ながらレッスン出来ました。連絡の内容を覚えていて、機転を利かせて下さったお母さんに感謝でした。

もちろん、オンラインレッスンしかできない自粛生活に戻るのはこりごりです。でもこれからは平時でも「お休み」にしてしまう前に、「オンラインならできるかな?」を一つの選択肢として是非!活用して欲しいです。その後のレッスンに少しでもいいことをもたらしてくれると思います。

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