こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

春は、出会い、別れのシーズンでもあります。
当ピアノ教室(高槻市)でも、今日、お一人が最後のレッスンに来られました。

春からの進路

Gちゃんはこの春、晴れて大学ご入学です!
おめでとうございます。
小さな子供が好きで、大学では、幼児教育の勉強をします。夢に一歩近づけました。
大学でも、ピアノのレッスンがあるので、当ピアノ教室でのレッスンを一旦終了ということになりました。
同じ様な環境でも、引き続きレッスンする生徒さんもいるから、続けてもいいのに…残念。

でも、考えは様々。自分で頑張ってみようとするGちゃんを応援しない訳にはいきません。
終了というより、「卒業」です。

自分で教室を探す子

Gちゃんが、当ピアノ教室にやって来たのは、小学5年生の時です。
お友達が、うちでレッスンしていたので、そのお友達を通じての出会いです。
自分で、習う教室を探してやって来たって感じです。この頃から、主体性のあるお子さんでした。

お母さまもスゴイ!

お母さまとやって来たGちゃんの印象は、芯の強そうな感じよりも、どちらかといえば、のんびりした印象。
でも、あの時のお母さまの言葉は今でも忘れません。

「やると決めたら最後までやり抜く子です。よろしくお願いいたします。」

娘を育てたひとりの親として、思いますが、こんなこと、なかなか言えません。スゴいなと思いました。
お子さんの積極性は、きっと、親御さんの影響が大きかったんでしょうね。
このお母さまのように、私も自分の娘をそんなふうに言えるようになりたい、と思ったことを覚えています。

しっかり者か、うっかり者か?

ところが!
Gちゃん、レッスン初日からレッスンに来ませんでした(^o^;)。

理由は、レッスンに行ける嬉しさで緊張して、気がついたら居眠りしてしまっていた…らしいのです。
それが、、、2回目も!(2回目の理由は忘れましたが)

お仕事中のお母さまから連絡が!
Gちゃんが泣いてると。
「きっと先生は怒って、レッスンしてくれへん💧」

初回から来なかった子は初めてですが、立て続けに、2回とも来なかった生徒さんは、これからもいないでしょう(笑)。
笑える理由で、怒る気にもなれません。

3回目。やっとレッスンが始まりました。

それからも、しっかり者どころか、レッスン日を忘れる生徒さんランキングに(そんなのあるのか?)、堂々、ランクイン!だったかもしれません(^^;。

がんばり屋

ピアノを始めたのが5年生というのは、やはり、遅い方です。
そこは、私が一番心配なところでした。進度の云々よりも、本人が大変だからです。
5年生はもう、大人の初心者に近い。成長しているが故に、つまずくこともよく、ありました。でも、大人ではない。そこが、精神的にしんどいかな?と思います。

が、Gちゃん、運動神経が良い!それに救われることも多かったと思います。

練習が滞ることもよくありましから、カツ!を入れたこともしばしば。
でも、受験期もレッスンには通い続けてくれました。

何より、本当に努力するお子さんでした。
そもそも、頑張れる力は充分に持っていましたし、それをピアノに発揮してくれたと思います。やはり、自分で習うと決める気持ちは強い!

「今週は、頑張ったと思うで~」
Gちゃん、よく、自画自賛してました(^^;。
うん、確かに、がんばった👏!

最後のレッスン

それで、今日がレッスン最終日。
やって来ましたが、手ぶらでピアノの前に座ります。

???
私:「レッスンせーへんの?」
Gちゃん:「うん、もうな、気持ちよく終わった方がいいと思って」
意味わからん。有終の美を飾るのは💮、合格でしょう?

私:「最後は○で、終わりにするんちゃうん?」
G:「ううん、良い印象で終わろ♪」
私:「なあんや、練習やってないだけやん!」
G:「ふふ❤️」

結局、30分、おしゃべりしてレッスン終了でした。
初日のレッスンも前代未聞でしたが、終了日も、、、
今まで、こんな子おらん…。

大学でも頑張れ!

ピアノを習うことに「最後」はありせんが、お母さまのお言葉どおり、自分なりに、キレイにけじめをつけて、やるべきところまで頑張ったGちゃん。
その頑張りや主体性は、きっと大学でも発揮できると思います。

ちょっとしたプレゼントも頂きました。中には、お手紙も。
内容は内緒ですが、
「先生に習えて良かったです!」の一言だけは、自慢話として書かせて下さい♪。

こちらこそ、楽しい7年間でした。ありがとう!