こんにちは(*^^*)
寺田ピアノ教室(高槻市)です！

毎年、元旦は夜までバタバタで、もうぐったり😣💦。いつもならそのまま、ばたんキューなのです。
今年もやはりぐったりですが、録画したブーニンのドキュメンタリー番組をどうしても観たくて！

懐かし～、ブーニンフィーバー

スタニスラフ・ブーニン。
30数年前のショパンコンクールで優勝した天才ピアニスト。当時、物凄い騒ぎで、ちょうど私は音楽科の学生で、ブーニンについて話せる先生も仲間も回りに居たので、どっぷりはまった覚えがあります。
コンクールの様子も何度もテレビでも放映され、また録画した映像も何度も観て、その凄さをリアルに味わった世代という訳です。物凄い速さで、楽しそうに弾くワルツ。今でも忘れません。

番組は、そのブーニンが挫折を味わい、今、復活のために頑張っているという内容でした。

神様のようなブーニンでしたが…

番組を観終わって、
同じ世代とはいえ、あのブーニン様について、こんなフツーのおばさんがとやかく言うことではないことは百も承知ですが😅、、

あの当時、とても同じ人間と思えなかったブーニン。
ですから今、身体が不自由で思うような演奏ができなくて、苦しんでいる姿を見るのは悲しくもあり、お気の毒で、辛い気持ちはしました。
でも、コンサート前に「嫌だ」と言うブーニンを「こんなピアニストですら私とおんなじなのね」と、厚かましくも少し身近に感じ、ブーニンご夫妻の関係も素敵に思い…。
自分も歳をとったせいか、超絶技巧の、あの神様のようなブーニンの演奏でなくて、より人間味にあふれている今のブーニンの演奏を直に聴いてみたい、そんな気持ちになりました。

演奏する心

「完璧な技術でなくてもいい、人を感動させられる美しい演奏がしたい」

番組中のブーニンの言葉で、
今までの彼の苦労を想像してしまいます。
でも、そうですよね、素敵です。
私とて「感動させられる演奏」は無理でも、心を込めて演奏することはできるし、美しい音を出したいとも思っています。それが聴く人の心を少しでも動かせたらとても嬉しいこと。そんな演奏を目標に日々、鍛練していきたいです。あ、もちろん、ブーニン様とは全～然次元が違いますけどね😅。いいの、いいの。フツーのおばちゃんの新年に向けての決意です。ハハハ😆。

それにしても、ご苦労をされているブーニンですが、聴く私たちからしたら、復活してくれてありがとう、辞めないで弾き続けて欲しいと思った次第です。

歳の始めに、ぐったりしつつも観た甲斐がありました♪。

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