こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

「ド」だけの曲のお話をしています(※)。
「ド」だけの曲で学ぶことは、たくさんあります。

※前回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと② ~弾くまでに時間をかけます」

いろいろな指で弾きます

さて、ここまでで、
「ド」がひとつであること、楽譜や鍵盤を見ること、均等に叩くこと、フレージングを体験しました。
そうして、やっと、実際の鍵盤の「ド」を弾きます。
ふ~、1か月以上、かかるはずですよね😊。

指は、中指。ピアノでは「3」の指。
「ド」だから「1」でしょう!
と、思い込まないよう、敢えて、「3」の指。
弾きやすい3の指から始め、続いて、人差し指(2の指)、そして親指(1の指)でひきます。

机を叩く時に、正しく叩けていれば、弾くことはさほど苦労なく、弾けます。ま、外したりはしますが。

ですが、3、2、1の指で弾けたからオッケー、合格💮ではありません(^o^;)。

ここからが、本番!

聴くこと

弾き終わった子供たちに、
「今、弾いたのどう?良かったとこ、悪かったとこ、何か気がついた?」
と、聞くと、大抵のお子さんは、
「よかった~♪」
と、言うか、
「❓」
と、首をかしげるか、
どちらかです。
この時点で、子供たちは自分の弾いた音は聴いてません。そんな「問い」すら、意味がわからないかもしれません(^^;。

でも、演奏する人が「聴いてなんぼ」の世界。たとえ子供でも同じです。容赦はしません。
「聴くこと」を指導しなければ、ずっと「聴かない」か、ボーッと「聞く」子になります。「聴くこと」も訓練なんですね。

より、具体的に!

「聴く」と言っても、漠然としていて、わかりません。
ですから、

「間違えなかった?」
「間違えて弾いたのどこ?」、

と、具体的に問います。

大抵は答えられないので、

「今度は、聴きながら弾いてね、どうやったか、後で聞くよ」と、言うと、次は何かしら答えが返ってきます。

「ここらへんがちがってた」
「ここはよかった」など、少しでも聴いてくれようとします。始めはピントのずれた答えが返ってきますが、段々と、的を得てきます。私のアドバイスを聞きつつ、それの繰り返しで、
「自分の音を聴くこと」を習慣にします。

時間は、、、かかります。
もちろん、この曲だけでできることでもありません。

聴くようになると、次のステップ!
続きは次回に!
「ド」だけなのに、引っ張りますよぉ(笑)。

※次回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと④ ~聴きながら弾きます」

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