こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
前回から「ド」だけの曲のお話をしています(※1)。
「ド」だけの曲で学ぶことは、たくさんあります。
※1 前回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと① ~あなどるなかれ、最初が肝心!」
たったひとつの「ド」ですが
まずは、表記の違う2種類の「ド」↑が同じ音であることを理解して貰うことが大事!
↑このような表記のテキストもあるほど、子供たちに同じ「ド」であることを理解して貰うには工夫が要ります。
それを習っていないと、同じ「ド」なのに、右手はピアノの真ん中の「ド」、左手はそれより低い方の「ド」を弾く子供になります。
要チェック!
そうなると、ある程度弾けるようになってきても、実は、鍵盤の位置がわからない、、、ってことになってしまいます(´ρ`)。
楽譜を見る、鍵盤を見る
楽譜を見ながら弾くことは、訓練が必要です。
まず、幼いお子さんは、音符を目で追っていくことが大変。
しかも、
見る楽譜は、右手、左手の上と下に別れていますし、たかが、8小節でも集中が続かなければ、正しく「追いきる」ことができません。
それを、最初は音符を線で繋いだり、本人、先生が音符を指差ししたりします。
それをまずは、「ド」だけで始めるわけで、もちろんこれ以降、ずっと続きます♪。
それから、鍵盤。
「ド」だけとはいえ、というか、「ド」だけだからこそ、たったひとつの鍵盤めがけて、弾き続けるのは、思うほど簡単ではありません。
鍵盤を、よぉ~く見ます。
鍵盤は細いですからね、それでも、外します(笑)。
しかも、楽譜と鍵盤と両方見ながらなので、難易度はあがります。
「1拍」を叩く、叩かない
とん、とん、とん、とん と、叩く、感じる「拍子感」や「拍節感」(※2)は養わないと、身に付きません。
幼い時からの体験で、知らず知らずにやってきたことで、養えている場合もありますが、多くはピアノを弾くなどでの体験で身に付きます。
鍵盤を弾く前に、机を叩いたりして、練習します。
同じテンポで、均等に、右手で「とん」、左手で「とん」、と叩くだけでなく、叩かない時間も待てることが必要です。
そして、ただ叩くだけでなく、フレージングとして、息を吸ったり、止めたりしながら叩きます。
※2「音楽にあって、等しい間隔で打たれる基本的なリズムを、拍節(はくせつ)と言い、そのひとつひとつの時間単位を拍(はく)といいます。そして、それを1拍ずつ心に刻むように感じることを「拍節感」といいます。
フレージング
フレージング(※3)なんて、ピアノを始めたばかりなのに、無理と思われますが、どうして、どうして、子供たちはおもしろがってやります\(^-^)/。
始めは見よう見まねです。ですが、最初の1曲めから、音楽の中で呼吸する習慣を身につけます。
それが、ゆくゆくは、メリハリのある演奏へ繋がっていきます。
フレージングしながら机を叩くだけですが、どのお子さんもイキイキ、嬉々としてやってくれます。まるで、太鼓を叩くかのよう😄!
「ド」だけでやること、まだまだあります!
続きは次回に。
※次回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと③ ~やっと弾ける!」
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※3 文章において、句読点で区切られた箇所をかたまりで読むように、音楽にも、「意味を持った音符のまとまり」があります。そのまとまりを「フレーズ」といい、フレーズ毎に手を離したり、息を吸うことを「フレージング」と言います。