こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
ピアノを習い始めのテキスト(メソード)は、大抵、「ド」だけの曲から始まります。
大人目線で考えると、
「ドだけでしょ。さっさと終わらせて、早くどんどん進めて欲しい!」
と、思ってしまいそうです。
ちょっとまったぁ!
そうではないのです。
この「ド」だけの曲、ただ、ドを覚えるために弾くだけではありません。
最終的な目的は、
「すべての『ド』の音をそろえて弾くこと」そして、
「リズミカルにひけること」
たかが「ド」だけ、されど、、、
やることがいっぱい詰まった「ド」だけの曲。
今回は、そんな「ド」だけの曲の内容、取り組み方のお話です。
色々なテキストがあります
多くの、どのテキストも、本当に、「ド」だけを弾きます。
とはいえ、片手ずつを交互に弾くので、表記されているのは、右手の「ド」と左手の「ド」の2種類(実質同じ音ですが)です↓。
それが1曲で終わって、次の曲からは音が増えていくようなテキストもあれば、中には、なんと!10番まで(10曲)「ド」だけを弾くテキストもあります。
10曲を「ド」だけ弾かせることは、結構大変なことですが、そのテキストは、同じ「ド」でも、リズムを変えたり、拍子を変えたり、先生の伴奏が変わったりなどの工夫がされています。
ちなみに、当ピアノ教室で使用しているテキスト『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』は、「ド」だけの曲は1曲のみ。しかもたった8小節。
ですが、その曲、1週間では合格💮にはなりません。前述の10曲ほどではありませんが、色々な弾き方をするので、最低でも1ヶ月はやります😊!
なぜそんなにかかるの?
「ド」だけ弾くのに、どうしてそんなに時間を費やすのか、かけるのか?
それは、そこでピアノを弾くための大切なことを指導するからです。
ただ、「ド」だけを弾いていますが、
・「ド」はひとつである
・見ること
・拍を正しく感じる
・呼吸、フレージング
・弾くこと
・聴くこと
・リズミカルな演奏
を理解したり、体験することになります。
これらのことが、できるようになるまでやるので、優に1ヶ月、多くはそれ以上はかかるのです。
次回から、ひとつずつ見ていきましょう。
※次回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと② ~弾くまでに時間をかけます」
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