こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

前回から、発表会についてお話ししています(※)。

今回は選曲について。

選曲は難しいです。日頃から、少しは考えてはいますが、なかなか…。

選曲において、私が気をつけていることは、

・その子のことを考えて選ぶ
・音楽的な要素を多様にする
・どの生徒にも公平にする

ひとつずつ、お話しします。

※:前回ブログはこちら→「発表会の練習が始まります!①~発表会は何のため?

その子のことを考えて選ぶ

もちろん、その生徒さんの実力に見合ったものを選ぶのですが、今、その子には何が必要かな?を頭において、考えます。

例えば、日頃から「もうちょっと頑張って欲しいな、できるのにな」と思われる場合は、少し難しめの曲や長い曲を選んだりします。

また、今はその曲を弾くことで楽しんで欲しいと思われる場合は、ハードルはちょっと低めなものを選曲したりします。

また、発表会をピークに持っていくために、曲を渡すタイミングも、生徒さんによって変えます。
小さければ小さいほど、準備期間は短くなります。飽きてしまいますからね。それを見越しての選曲なので、「数ヶ月後にはこれが弾ける」と予測しての選曲です。

本当は、その曲で、不得意を得意にするような選曲も必要なのですが、これは勇気がいります。なかなかできません。これからの課題ですね。

いずれにせよ、その曲を弾くことで何かを感じたり、得てくれるとうれしいです。

音楽的な要素を多様にする

分かりやすくいえば、
リズミカルな曲を弾く子もいれば、しっとり情緒的な曲を弾く子もいるようにします。
それと、なるべく、日頃あまり聞かない曲を選びます。いわゆる、発表会の定番曲は選曲しません😉。

合同の発表会なので、色々な先生方の、たくさんの生徒さんの中に混じっての演奏になるわけですから、正直、全部、似通った曲にしても、たぶん問題はありません。
それでも、うちの生徒さんの中だけでも、色々なプログラムにしたいのは、私のこだわりでもあります😊。

どの生徒にも公平にする

よく、巷で耳にするのは、
長い曲を弾く子と、短い曲を弾く子の「不公平」さ。
これは、子供たちでなく、親御さんからのご意見になりますね。

公平とは、演奏時間が均一であることではないことを、日頃から理解して貰わなければなりません。
たとえ、短い曲でも、その子が数ヶ月を費やして、心を込めて弾いた曲です。公平も不公平もあったものではありません。
指導者としても、短い曲だから、難易度が低いからといって、指導をおろそかにはできません。したこともない!
指導においては、まさに「公平」です。

おかげさまで、当ピアノ教室では、親御さんからのクレームは皆無です。有難いことです😊。

ひと前で発表すること

今回の発表会は、参加は自由です。基本的には、参加の方向で促していますが、決して、強制ではありません。
以前は、発表会もレッスンの一環として、半ば強制的でした。気乗りのしない子でも、演奏した後は、出演して良かったと思ってくれたようです(発表会が苦手な私もそう思います)。

でも、今年は完全自由。そうしたら、やはり、出演しない生徒さんもいました。
連弾だけでも…と勧めましたが、理由が、
「前までは、ピアノを習い事として思ってたけど、今はホントに好きでやってるから…」
だから、出ないってことらしい。完全にご自分の意思です。私としては、ちょっと嬉しい気もしました。成長の証しでもあります。

そう言う彼女は中学3年。受験もあるけど、それとは関係ない考えで、なんか、わかる気はします。

ひと前で弾く事は、勉強にもなり、成長もします。
が、そんなことはかまわず、人目を気にせず、ただ、弾きたいだけ、何かにとらわれたくないという気持ちなのでしょう。
そんな時もありますね。
また誰かに聞いて欲しいと、思えた時に、出演しましょう♪。

ただし!
レッスンはそうはいかないよぉ!発表会に出なくても、しごくからねぇ~😉!

さあ!今年はどんなんになるかなぁ(^o^;)

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