こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

「ド」だけの曲のお話、今回はその最終です(※)。たかが、「ド」だけなのに、5回にも渡るとは!

※前回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと④ ~聴きながら弾きます」

さて、ここまでで、
「ド」がひとつであること、楽譜や鍵盤を見ること、均等に叩くこと、フレージングを体験し、
そうして、やっと、実際の鍵盤の「ド」を弾き、自分で聴きながら音をそろえました。なが~い道のりでしたねぇ…。

リズミカルに!

すべての「ド」が同じ長さ、同じ大きさで弾けるようになったら、今度は、1拍目だけを強く弾く練習に入ります。
拍子感のある、リズミカルな演奏にするためです。
もちろん、すぐにはひけませんから、前にお話しした、「机叩き」からやります。

これから、2拍子、3拍子、4拍子と色々な拍子の曲を演奏していく上で、
「まずは、「ド」ひとつで、拍子感をもって弾いてみましょう」という、大切な練習です。

1拍目を強く感じて、叩く、を体験します。
それをまた、ピアノで弾くのです。
前回の同じ音をにそろえて弾く、「ド」だけの曲とはまた違い、リズミカルな曲になります♪。

つなぐと、なが~い曲に!

さあ、長い時間をかけて、色々弾けました。

最後は、8小節しかない曲を、色々なバージョンで弾いて、繋いで長くして弾きます。その時は、集中力も必要。

お隣で、私が別のメロディーを弾いての連弾になると、もっと大変です。
でも、早くも連弾が楽しめるので、それはそれで良い体験です。
同じ「ド」を弾いていても、楽しい感じ、悲しい感じを味わって、ピアノを弾く楽しさを感じてくれたらうれしいです!

「ド」だけなんですが

ふー、いかがでしたか?

長々と5回にも渡って、「ド」だけの曲で学ぶことをお話ししましたが、大変なことをお分かりいただけたでしょうか?

5回のお話は長かったですが(笑)、実際のレッスンでは、30分はあっという間。子供は先入観がないので、「ド」だけでも楽しみます。今まで、長い時間をかけても、嫌がられたことはありません!「つまらない」と思う隙がないのです(笑)。

そして、
たったひとつの「ド」の演奏の中で、子供たちがこれだけたくさんのことをやっていると思うと、決して、バカにできませんし、疎かにはできません。
でも、さりとて、この曲をやったからといって、今までお話ししたことが、すべて、すぐに身につくわけではなく、
「これから、こんなレッスンをやります」をわかって貰うためにやるところもあります。

ですから、
この「ド」だけの演奏に、ピアノを弾く時の、土台の中の『土台』が詰まっていると言っても、言い過ぎではありません。

そう思うと、
その子のこれからの長いレッスン生活において、指導者としての私が一番緊張するのは、何を隠そう、
この「ド」だけの曲なのです!

「ド」だけの曲から丁寧にご指導します。無料体験レッスン大歓迎です!ご希望の方はぜひ!こちらにご連絡ください。