こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
「ド」だけの曲のお話、今回はその4回目(※)。
「ド」だけの曲で学ぶことは、たくさんあります。
※前回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと③ ~やっと弾ける!」
さて、ここまでで、
「ド」がひとつであること、楽譜や鍵盤を見ること、均等に叩くこと、フレージングを体験し、
そうして、やっと、実際の鍵盤の「ド」を弾き、聴きました。
音をそろえる
この「ド」だけの演奏での最終的な目的は、
「すべての『ド』の音をそろえて弾くこと」
です。
決して、
「何でもいいから『ド』だけ弾こう」では、ありません。
そして、「聴くこと」ができないと、音をそろえて弾くことはできません。ですから、前回お話ししたように、「聴くこと」にこだわった次第です。
「音をそろえる」とは
これからのレッスンで、
「音の粒をそろえて」とよく言われることになりますが、
この時点で、子供たちは、「音をそろえる」と言う言葉の意味すら知りません。
「音をそろえる」とは、
同じ「ド」で、
同じ長さで、
同じ強さで、
弾くことです。
また、
聴けたから、すぐ音がそろう訳でもなく、そこから初めて、音をそろえようと努力することになります。
たったひとつの「ド」だけでも、すべての音をそろえて弾くことは、本当に難しいことです。
自分で言うのも何ですが…
それを、入会まもない、超初心者に要求するんですから、、、無茶な要求してますね(^o^;)。
ですから、少しずつ、噛み砕いて指導します。
比べて理解する
まずは、色々な「ド」を私が弾いてみます。
「音の長い(短い)ド」、
「音の強い(弱い)ド」。
初めてのお子さんは、音の強弱や長短もわからない場合が多いです。これが「長い(短い)」、これが「強い(弱い)」を聴いて判断します。
クイズ形式で「当てっこ」もします。
「どっちが長いドでしょうか?」
<♪ドー>
<♪ド>
「はじめのほう!」
こんな感じです。
また、わざと、音がそろっていない演奏をして、そろってない音が聴こえたら、「あかん!」のダメ出しをして貰うこともやります。
<♪ド、ド、ド、ド…>
「あかん!」
子供たち、一生懸命聴きます(^o^)。
自分で弾いて、聴く
他人(私)の演奏を聴いた後、今後は、自分で弾いて、聴くことをします。
「今のどうやった?全部同じ音やった?」
こう聞くと、子供たちは、
「よかったー」
と、誉めたり、
「あかん」
と、けなしたり。
最初は漠然とした返答ですが、回を重ねると、より具体的な、聴いていたからこその答えがかえってきます。そして、修正、再チャレンジ。
大変ですが、こうやって少しずつ、妥協せず、「音がそろう」まで練習します。
さあ、音がそろいました!次は何する?えー!まだあるのぉ?(笑)
ようやく次回で締めくくり!
※次回ブログはこちら→「「ド」だけの曲から学ぶこと⑤~一番大切な曲かも⁉️」
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