こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
普段、何気に言っている親御さんのひと言についてのお話の3回目(※)。
言ってはいけない度がどんどん増して、今回はその最悪ワード。
※前回ブログもどうぞ→「言ってはいけない親御さんのそのひと言②~お子さんを傷つける悪魔的ワード」
「○○ちゃん、××まで進んだんやって」
悪魔度レベル5👿!
その後に、「あなたも頑張ってるから大丈夫!」と、フォローのひと言があれば、まだしも、
「どうして、あなたはそんなんなの?」と、否定的なひと言が加われば!!!
これ、一番言って欲しくないひと言です。
解説無しでも良いくらいですが、、、
他人との比較はどんなシチュエーションでも全然、良い気はしません。
言う側は、一体どういうつもりなのか?激励?憧れ?
言われる子供たちは、たまったものではありません。
子供でも、○○ちゃんが自分より進みが早いことはわかっている場合も多々あり、そこがコンプレックスになっている時もあるのです。
そのひと言は、そこに塩を塗る行為。絶対に言わないで下さい!
そもそも、こんなひと言が出てくるのは、よそのお子さんの進度を意識しているからです。
テキストの進度だけがすべてではないし、お子さんの良さは他人と比べるものではありません。
私は、この手のひと言に関しては苦い経験があります。親からでなく、習っているピアノの先生に言われたことがあります。
「○○ちゃん、近頃すごく頑張っててね、さっきもとってもよく弾けてたわ!」と、
○○ちゃんをべた褒めするひと言をしょっちゅう聞かされました。
私も子供でしたので、素直に受け入れて、「そうか、スゴいんだねえ」なーんて、思えません。はっきり言えば、
おもしろくな~い😒。
大人げないですが、おばちゃんになった今でも思えな~い。
ところが、なんと!後から聞くと、その○○ちゃんも、先生から私を誉める言葉を聞いていたとか…(´ρ`)。
今思うと、その先生流の生徒のやる気を鼓舞させる言葉だったのかもしれません。
そうなんです。この手の、「他人がこんなにもスゴい!」などの誉め言葉は、残念ですが、やる気を奮い立たせることには繋がりにくいと思います。
「あの子も頑張っているから、私も頑張ろう」とは思えないものなのです。
同じ言うのであれば、
あの子もできなくてね、とか、こんなに大変なことを乗り越えて、こうなったんだよと、言った方が説得力はあります。
逆に、「なーんだ、あの子も私と同じなのか」と知った方が、安心して、「私も頑張ろう」って思えるのは、心の狭い、私だけでしょうか…?(^o^)
そこで、👼天使のひと声!
「この前より、うんと素敵になったわ!」とか、
「前より、譜読み速くなったね」と、具体的に誉める。
比べるなら、他人と比べず、「昨日の我が子」と比べましょう。
お子さんは、昨日より必ず進歩してます。そこを見つけて誉めてあげて下さい!
え?難しい?
それなら、何も
言・わ・な・い!
これに尽きます。(^_^)v
本当の最悪ワード
もうひとつ、本当に言ってはいけない、指導者としても言わせてはいけないひと言があります。それは、
「そんなに練習しないなら、やめてしまいなさい!」
これを言われて、
「そんなら、やめる」
と、売り言葉に買い言葉になることはあり得ます。それ、最悪の辞め方です。
練習しない理由は、前回お話しした「練習しないなら、ピアノ、誰かにあげちゃうよ!」の時と同様、もしかしたら簡単に解決できることかもしれないのです。
ですから、指導者としても、普段から、このひと言を親御さんが言わなくて済むようにしなくてはいけないと思っています。
言わせない、言われない。
「悪魔のひと言」を言ってしまう前に
いかがでしたか?
普段、思わず言ってしまっているひと言、ありましたか?
もちろん、その他にも色々あると思います。
私も親ですから、わかります。それらには、親御さんの怒り💢も含まれています。
真面目なお話、
言ってしまう前に、「1、2、3、4、5」と数を数えて、心を落ち着かせたいものです。
なかなか、天使のひと声👼に変えることはできませんが、でも、目に見えなくても、
お子さんは何かしら考えて、頑張っています。
長い目で、見守っていきましょう🎵。
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