こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

突然ですが、思いどおりにいかない時、どうしますか?

・頑張り続ける
・人、物にあたる
・気分を変える
・諦める、、、
反応の仕方は色々。

ピアノを習うと、そんな時が多いので、「問題解決力」が身につくらしいのです(確かに)。

でも、子供たちにとって、解決する過程は、その言葉でひとくくりにしてしまう程、簡単な事ではありません。

😭色々あるんだな、これが…。
今回は、そんなお話です。

💢絶対ムリだもん⤵️

↑この言葉を言ったのは、小学1年女の子Eちゃん。

今日のレッスンで、少し、弾けない事にぶつかった時の、「ぼやき」です。
Eちゃんに限らず、レッスンで、よく皆が口にする言葉です。
Eちゃん、一度弾いて、大変だったんでしょう、できなかったから思わず、口から出たようですが、弾く前から言う子もいるので、
その度に、私は言います。
「そんなん、やってみないとわからんよぉ」

(^o^;)そんな「ぼやき」もしかたがないです。気持ちもよくわかります…。

でも、このつまずきや、ちょっとした壁は、ピアノを弾くにあたって、どなたにでも「もれなく」(笑)ついてきます。しかも、頻繁に😩。

Eちゃんには申し訳ないけど、実は、私はこれ、歓迎してます。

「つまずき」は悪くない?

大人は、もう、こういう状況には何度となく遭遇して、慣れてますから、少しつまずいたくらいでメゲたりはしません。何とかなることも知っています。
そう、「慣れ」なんです。

でも、子供は慣れていませんし、大変な事ととらえます。

ですから中には、つまずくと、メゲるどころか、泣いたり、すねてしまうお子さんもいます。
子供の成長過程での反応なので仕方がありません。例えは悪いですが、「つまずき」に対して、免疫がついていないようなもの。
もしかすると、普段、なんでもすぐできちゃうと、ダメージは大きいかもしれませんね。「つまずき」に慣れていませんから。
そう考えると、この「つまずき」に対する免疫は、早いうちにつけることに越したことはないと考えます。
ですから、「つまずき」を歓迎するのです。

失敗あっての成功

よく言われますが、ピアノを習うと、小さな成功体験の積み重ねができます。

ピアノでは、新しいことにどんどんチャレンジしていきますから、その都度、難しいことが発生し、つまずき、失敗、努力、そして成功。
つまずきや、失敗があってこその成功です。
ですから、「失敗体験」として、ピアノでの「弾けない」程度の「つまずき」くらいが、ちょうど良いかもしれません。
子供自身の頑張りで、何とかなるものですし、何とかする子になってきます。

そして、Eちゃん、今までも、つまずきや、失敗は何度もあったはずですが、今回のは少々難易度が高いかな?

さて、Eちゃん、どうする?

子供の心の葛藤

「💢絶対ムリ⤵️」と、ぼやきましたが、Eちゃんはここで止まりません。

「はい、もう一回やってみよう」と、促すと、トライします。えらい‼️
これは、彼女の性格か、ご両親のおかげか、今までの成功体験の賜物か、、、それはわかりません。

「さっきは、楽譜がずれてたから、できなかったの!」と、楽譜の位置を変えます。
たぶん、彼女なりに「物にあたっている」のだと思うのです。もちろん、乱暴なことはしません。
こうやって、「難しい、無理」と感じながらも、イライラする気持ちと折り合いをつけているのだと思います。ちょっと、涙ぐましい😂。
「問題解決」には、この「心の持ちよう」は大事です。

こうやって、子供なりの頑張り、心の葛藤を目の当たりにすると、指導者としては、何も言えません。待ちます。

ピアノは過酷な習い事

そしてEちゃんは、ぼやきながらも、弾きました。
さっきよりも、すこーし弾けました。あとは、お家でひとりで、頑張るしかない。
冒頭の、
「諦める」
という、選択肢は存在しません(^^;。

ピアノはやはり、厳しい習い事です😌。

でもEちゃん、その先に、良いことがあることも、よく知っているので(成功体験)、きっと頑張ってきます。それも、問題解決のための力になってます。
うまく弾けてることを祈りますが、たとえできなくても、我慢してトライしたことを誉めてあげたいです!

※続きもどうぞ→「続・思いどおりにいかない体験、乗り越える心を身につける!~小学1年女の子Eちゃん(高槻市)」

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