こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
今年は、早い梅雨入りでした。近年は、降ると、どしゃ降りになることが多いので、レッスンの時間帯に雨雲レーダーをチェックする習慣がついてしまいました。
当ピアノ教室では、天候があまりにも悪い時には、日時をずらす、オンラインレッスンに切り替えたりする対応をとっています。
さて今回は、そんな雨の時期の曲、弾きたくなる曲のお話です。
「水」関係の曲は多い
雨に限らず、音楽では水にまつわる曲がとても多いです。水のイメージが音で表現しやすいのでしょうか?
パッと、思いつくだけでも、
ラヴェルの『水の戯れ』、リストの『エステ荘の噴水』、カスキの『激流』等々、舟歌も水の表現をしていると考えれば、キリがない程です。
それにしても、いろんな水の表情を音にしてくれた作曲家達に感謝♪。
雨にちなんだ曲
・『雨の中のフィッシャーどん』(北村智恵)
これは、当ピアノ教室がメインで使用している教本『ピーターラビットと学ぶはじめての教本』の2巻の中の1曲。
当ピアノ教室にお通いの生徒さんにとっては、もしかすると、この曲が初めての水の表現になるかもしれません。
右手で雨の表現をして、左手で別のメロディーを弾く曲です。
雨は雨でも、この曲の雨は、サーっと降る、音の静かな、あまり激しくない雨。
↓同じ音をずっと静かに弾きます。
鍵盤に手を乗せたまま、指だけを静かに動かし、静かさの中でも、雨が少し激しくなったり、やんでいく様を表現します。
同じ音だけなんですが、音の粒を揃えて弾くのは、なかなか難しい(^o^;)
立派に、雨の表現ができる曲を幼い時から取り組めます♪。
・『嵐』(ブルクミュラー)
これは、私の大好きな『18の練習曲』の、13番めの曲。
この雨は、遠くで鳴る雷の音から始まり、急激に激しくなる暴風雨です。テンポもそれなりに速く、強弱も激しい曲ですが、最後は、雨もやみ、静かになっていく、まさに描写音楽。
余談ですが、雷がなり終わって、ホッとした後に、次の14曲め、これまた私の大好きな『ゴンドリエの歌』を演奏すると、より効果的です♪。
ちなみに、『ゴンドリエの歌』は舟歌なので、これも水の曲。
・プレリュードOp.28-15(ショパン)
いわゆる『雨だれ』。雨の曲と言えば、この曲を思い浮かべる方も多いのでは…?
『子犬のワルツ』だの『幻想即興曲』などの題名は、後世の人が付けたそうです。ですからこの曲も、ショパンが『雨だれ』と名付けたわけでもないので、別に雨の曲でもないらしい…。でも、恐るべし、題名。私達にはこの曲の「Gis(ソ♯)」の連打が↓
雨の音に聞こえてきます(^^;。
こうなることをショパンは嫌って、題名を一切付けなかったと習いましたが、確かに、アカンわ、これは。
でも、ショパンには申し訳ないですが、梅雨時にはぴったりかも…(´ρ`)。
・『四季』より六月(チャイコフスキー)
1月から12月までの12曲が、曲集になっている『四季』の6曲め。
チャイコフスキーなので、ロシアですから、「六月」という題名でも雨の曲でも、梅雨の曲でもありません(笑)。これはあくまでも、私個人の好みですが、なんだか、梅雨の時期に弾きたくなるのです。構成は『舟歌』です。ふふ、水繋がりっ♪。
雨のシトシト降る日に弾くと、「梅雨もいいもんだ」と思わせてくれるような美しい旋律が、私は好きです。
あ、しつこいですが、雨の曲ではないです(^^;。これも、イメージですね。でも、お勧めの素敵な曲♪。
まとめ
今回はふれませんでしたが、「ラーニングトゥプレイ」や「キーボードアドベンチャー」にも、幼いお子さんでも、弾ける雨の曲が収まっています。
こんなふうに、何かに特化して、曲を思い浮かべると、いろんな曲がでてくるものですね。なかなか、おもしろい!
別の題材で、またやろっと❣️
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