こんにちわ!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

当ピアノ教室では、メソード期(導入から基礎)のテキストを終えたら、本格的に手のトレーニングします。
今回は、そのトレーニングについてのお話、『ハノン』の取り入れ方についてです。

ハノンはやり方次第!

ピアノを習う方なら、ほとんどが知っている、指のトレーニングの教本『ハノン』。
この『ハノン』、賛否両論で、使う人、使わない人、それぞれ理由があるようです。
嫌う人は、、まあ、「つまらない」からでしょうねぇ~。

そんな中、私は「使う人」!
ハノンは手の形を整えたり、指の訓練には最適なテキストです。
やり方次第で、効果が表れるので、時間をかける甲斐があると思います。

ウォーミングアップではない

と、言っても、私も以前までは、ハノンの練習と言えば、「No.1からNo.31までを通して、サラッと弾く」程度のことで終わらせていました。いわゆる、ウォーミングアップ。

でも、今は、何曲も通して弾くようなことはしません。ただ1曲を、目的を持たせたリズム変奏などで、じっくり、音をよく聴いて弾くようになりました。

だから、ウォーミングアップとは違う捉え方をしています。

智恵先生のハノン

当ピアノ教室が使用しているハノンは、北村智恵先生(※1)著作の『ハノン』です。↓

基本の内容は、一般の「ハノンピアノの教本」そのものです。
ですが、最大の特徴は、先生の長年の指導経験から考えられた、

・技術目的に対して効果のあるリズム変奏や、拍子感やリズム感を養うためのリズム変奏等

・ポリフォニーの基礎練習にまで役立つ練習

・様々な舞曲のリズムを楽しみながら、高度なリズム感を養う練習
—–  「はじめに」より抜粋    ——

が、具体的に、盛り込まれていることです。

※1:当ピアノ教室が使用しているテキスト『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』の編著者

つまらない練習

ハノンを練習するにあたって、つまらないと感じる理由は、
ズバリ、
単調なゼクエンツ(※2)でできているからです。

1曲1曲の目的が今一つわからないまま、量や速さを練習しても、そりゃあ、つまらないわね…。
しかも、時々やるリズム変奏も、理にかなった変奏なのかもわからず…。

少なくとも、数年前の私のハノンの練習は、そんな感じでした。

※2:ある音句(音形)を音高を変えながら、上がったり下がったりする事

効果のあるリズム変奏

ところが、この智恵先生のハノンは、その曲ごとにふさわしい、リズム変奏などの応用練習が掲載されているので、悩む必要がありません。しかも、練習目的も明記されているので、気をつけるべきことがよくわかります。
要は、練習方法を考えてくれているので、工夫する必要がないってことで~す\(^-^)/。

しかも!1曲に対する変奏のその量たるや、少なくとも、14、5種類!多いものだと20種類を越えますから、十分です。
量だけでなく、効果的な練習ばかり。中には、「よくも、まあ、こんな変奏!」と、学習者泣かせの練習も!

また、「チャチャチャ」や「マンボ」など、ハノンとは到底思えない変奏もあり、これは楽しい🎶。

ですから、このハノンは、基本形が中略されているにも関わらず、上下巻に分かれる程の充実ぶり!

私のような「お任せ」が好きな方には(^^;、向いていると思います。

さて、その取り組みについては次回に!

※:次回ブログはこちら→「やり方次第でハノンをおもしろく!②~中学3年女の子Jちゃん、良くなりました!」

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