こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
何かしら楽器を弾いた経験のある方なら、『練習曲』って聞いて、「うへ〰️」って感じる方が多いのではないでしょうか?
練習曲にも色々あって
そうですね、はっきり言って、ただ、指を速く動かすことを目的としている練習曲はつまらないってことになると思います。
「ん?練習曲って、そもそも、指を動かすのが目的じゃないの?」
いえいえ、そうではありません(後述)。
中にはそれだけが目的ではない練習曲もたくさんあって、私は、それらを使用して、指導しています。
ですから、生徒さん達は練習曲だからといって嫌がりません。もしかしたら、練習曲と気がついてないかもしれません(それも問題か?)。練習曲だけをやりたがる子もいます(^^;。
ですから、先生としては、練習嫌いにさせないためにも、子供達が楽しく取り組める練習曲を用意することは必定だと考えています。
目的ごとのテキスト
・メソード
ピアノを初めて弾く生徒さんが取り組むテキスト、導入書のこと。
ピアノの弾き方と楽典(音楽の決まりごと)を同時に習います。
・練習曲
メソードが終了したら、取り組みます。レベルにより様々な練習曲集があります。
・指のメカニズムを育てる
指を訓練するテキスト。いわゆる「テクニック」の本です。
・併用曲
自由に弾ける曲ですね。ピアノを習う目的は、これを弾くためですね。ジャンルは様々。
私は、メソードをやっている間は、ほとんどの場合、他のテキストはあまり使いません。メソードに集中します。
練習曲に入ってから、上記の「テクニック」の本や併用曲を取り入れます。
練習曲って?
さて、いろんな目的のテキストがある中、練習曲の目的は…、
練習曲は、音楽を表現するための力や技術をつけるためにやります。
この時の「技術」とは、
指を速く動かす、速く弾くことだけを意味するのではなく、
その曲が求めている音色、音質で、曲のイメージどおりに弾くことができることです。
練習曲で「技術」の引き出しをいっぱい作ります。
つまらない練習曲
だから、分かりやすく言えば、練習曲にはテンポの速い曲もあれば、ゆっくりめの曲もあり、リズミカルなものもあれば、叙情的なものもあるはずなのです。
ところが、中には、全曲、テンポが速く、一定調子で、指を速く動かすことだけを目的としている曲ばかりの練習曲集もあり(こっちの方が多いか?)、冒頭のように、子供たちが閉口することになってしまいます(´ρ`)。
…つらいとこですね。
私としては
私は、選ぶ目安を決めて、好みの練習曲集を選んでいます♪。
選ぶ目安は…
・その曲の課題や目的がはっきりしている。
・左右に(メインになる手)偏りがない。
・曲のタイプに偏りがない。
・進度に無理がない。
・できれば、タイトルがついている。
・何より、曲が美しい。弾いていて楽しい!
これらの条件で、つまらなくない、私もこれをやりたかった!と思える練習曲集はたくさんあります。
次回は、私の独断と偏見での(笑)、お勧め練習曲集のお話です(※)!
※:こちらもどうぞ→「練習曲はつまらない?!弾いてて楽しい練習曲のすすめ♪②~私好みの練習曲集、その1」
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