私事ですが、私、ブルクミュラーが大好きです。
ブルクミュラー
「ブルクミュラー」は、ざっくり言ってしまえば、初級から中級レベルのピアノの練習曲を書いた19世紀の作曲家&ピアノ教師です。
あ、「好き」とは、ブルクミュラー先生の書かれた曲が好きと言う意味です(^.^)
メジャーな練習曲集なので、生徒さんがふさわしいレベルになれば、レッスンされる先生は多くいらっしゃり、もちろん、私もそのひとり(※1)。
普通、ブルクミュラーの初級の1冊目が終わって、別の練習曲集に進まれる先生も多い中、私は次のレベルの練習曲集も、生徒さんによっては、その次のレベルの3冊目もブルクミュラーを使うこともある程、好きです。それはもちろん、優れた教本であるからこそなんですが。
※1:こちらもどうぞ→「レッスン案内」
生ブルクミュラー
実は今回、いつもお世話になっている北村智恵先生がブルクミュラーの講座を配信されることになり、その撮影時に受講生として呼んで頂けました。智恵先生は、当ピアノ教室(高槻市)のレッスンで使用している『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』の編著者です(※2)。
動画配信なので、受講生はいなくてもいいのですが、先生が誰もいない席に向けては話しにくいとのことで、ラッキーにもその数人の受講生に入れて頂けた次第です(コロナ禍なので少人数)。
そしてそこでは、ピアニストによる生演奏が!
普通、コンサート等ではこういった練習曲が演奏されることはほとんどありません。
…私、CDでしか聴いた事がないと思います。
もちろん自分、或いは生徒さんのブルクミュラーを普段、たっくさん聴いてはいますが、そんなんじゃなく(許せ!生徒達)、とにかく、プロのピアニストの生演奏は初めて!
そして、今回のピアニストはブルクミュラーのCDもリリースしておられるリン・ジャシュン先生。きっと、リン先生もブルミュラーが好きなんだっと、私、密かに勝手にきめつけてます^^。
CDの演奏もとても素敵なので、生はもっと楽しみにしていました!
※2:こちらもどうぞ→「当教室のピアノレッスン内容」
目からうろこ
智恵先生の講座では、「目からうろこ」は珍しくないのですが、この日もまさにそれ!
もちろん、智恵先生のブルクミュラーのお話にはとても刺激を受けました。
そして、なんと言ってもリン先生の演奏の素敵なことと言ったら!
音色、テンポ感、歌の流れ…。
どんな様子であったかなんて、私の稚拙な文章では説明できない、ああ、このもどかしさ!
「ひぇー!なんだこれー?ブルクミュラーってこんなにカッコ良かったんや〰️」
っとショックを浴びた、としか書けません😩。
加えて、かぶりつきの距離で聴ける幸せ❤️。
オンラインを有り難く思う日々ですが、さすがに、空気を伝わってくる音は何ものにも代え難い!
やっぱ、
「ライブに勝るものなし〰️」
でした。
ピアノ教師、今昔
智恵先生のお話によると、
当時、人気だったショパンやリストの難し〰️い曲がそこまで弾けない子供達の為に、ブルクミュラー先生は、せめてそのニュアンスだけでも味合わせたい思いで作曲し、練習曲集に盛り込まれたとか。
なんか19世紀も現在もおんなじ様な事してますね。
ちょっと違うかもしれないけど、流行りのアニメやボカロの曲を、「少しでも弾かせてあげたい」と、簡単な楽譜を選んで渡す現在のピアノ教師にも通じるところが…。
ま、そこはブルクミュラー先生、作曲してしまうんですから、レベルが全然違うんですけど(^^;。それはさておき、
あなどったらアカン
ショパンやリストは技術的にも相当難しいので、弾けるとカッコいいのは当然。
でも!それらより、うんと簡単なブルクミュラーをここまでカッコよく弾けたら、ホントに素敵です👍
私は、好きなブルクミュラーをなめていた訳ではありません。その魅力がわかりきっていなかったのだと思います。
子供向けの練習曲ということで、「こんなもんだ」と思っていたところもあるのでは、とも感じます。
ごめんなさい、ブルクミュラー先生…。
もちろん、リン先生の様には弾けないです。
でもあの演奏に少しでも近づけたい、近づきたいと思ってレッスンすべきだと猛省しました。
ショパンなどの大曲を弾く前に、あれら練習曲達を魅力的に弾くって大事な事だと痛感しました。
ブルクミュラーも頑張れば、あんなに素敵になるんだよぉ!って、直に感じた、例えるなら、
大好きな人の、もっと素敵なところを見つけた様な、
うれしい日曜日の午後でした!
そういう思いも伝えなきゃ!
さあ、レッスン頑張ろっ♪
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