こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
前回は、音符をキャラクターにする効用をお話ししました(※1)。
ところが実際、ピアノのレッスンでは、譜読み(楽譜読み)だけに時間をかけるのは難しいのです。
それは…
※1:こちらもどうぞ→「3歳さんからのレッスン①~音符をキャラクターで学ぶから始めやすく、慣れやすい!」
譜読みでなく、ピアノ!
習っているのがピアノだからなのです。
ピアノを習いに来てるのだから、「早くピアノを!」と先生も親御さんも考えてしまいます。
でも、前回お話しましたが、音符への理解度が、弾くことに大きな影響を及ぼすことは間違いないので、早くピアノを弾かせることにこだわると、あとあとの「困った」につながります。
そこで!
当ピアノ教室(高槻市)では、譜読みや鍵盤と音符の関係など、ピアノを弾く前に知っておいて欲しいことに、じっくり時間をかけ、定着するまで何度も取り組みます。
子供目線で
「ピアノはじめてさん」に私がお勧めしている教材は、まずはピアノを弾くことに重点を置かず、譜読みなどをたくさんやります(※2)。
テキストも使いますが、普通のピアノテキストと違い、何度も同じページを取り組みます。「一回やったから〇」はありません(笑)。
ここで、大人の考え。
「子供が飽きないかな?」
同じ活動でも、子供達は飽きません。
考えてみて下さい。
お子さんに同じ絵本を、何度も何度も「よんで〰️」ってせがまれませんか?
私達大人は、一度読んだ本を読むのは苦手、苦痛です。ところが子供達はその真逆。
私も、娘に、読み終わった瞬間に「もう一回っ♪」って何度も言われ、「もう勘弁して〰️」と思った経験があります(^^;。
子供は「反復好きな脳」を持っているらしく、繰り返すことで言葉なり、能力を習得しているらしいです。
ですから、何度も同じことを繰り返す、フィードバックすることは、成長には欠かせないことなのです。
※2こちらもどうぞ→「子供にピアノをやらせたいなら、3歳など早期からがおすすめ!」
「進むべき」の怖さ
ところが、大人は「進む」「進んでいる」ことが好き。安心します。
とくに!親御さん。私もそうです。
娘の習ってきたことが新しい事だと安心。同じことばかりだと「なんでー?」って思ってしまいます(^o^;)。
新しい事をやるべき、進むべきって思ってしまうんですね。それが、定着してるかどうかは抜きにして…(´ρ`)。
子供たちの定着を阻止しているのは、もしかしたら、私達大人かも???
同じページですが
私は、基本的にどんな教材でも、
同じページを何度もやります。でも、同じ活動をやるわけではありません。できていなければ、同じこともやりますが、できていたらレベルをあげたり、アプローチの仕方を変えたりして、取り組みます。
次々と新しいことをやるのではなく、定着度を確認しながら進めます。
もちろん、飽きさせない工夫はします。
例えば、譜読み。
最初はキャラクターできっかけを作り、なじませる時間を作ります。時間もかけます。
ドレミだけに時間をかける心配を上手に助けてくれるのがキャラクターの音符なのです。
飽きずに譜読みに時間がかけられます。
そして月齢、理解度に応じて、本物の音符をチラチラ見せたり(笑)、音符への移行を早めたり、遅くしたり。臨機応変で対応していくのです。
もちろんその間、ピアノも弾きます。ゆくゆくはピアノですからね。
進まないのではなく、柔軟に対応し、定着していればどんどん進みますよ。
大人はどうしても、先へ先へって考えがちです。
でも、子供たちの「困った」を作らないために、この時に多くの時間をかけられるって大事です。
そして、ピアノへ!
譜読みに対する苦手意識をつけずに、その時期がきた生徒さんは本格的にピアノのレッスンに入ります。
ところが、↑子供は「反復好きな脳」を持っているらしく…と言うことなのに、
いつの間にか、
ピアノの練習の反復はなぜだか、嫌になるんですねぇ(^^;。
やはり、「反復好きな脳」にも臨界期があるのでしょうね、それが成長であるのかもしれません。
その時にはぜひ! 「練習をしよう脳」になっていて欲しい…😂。
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