こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
何かを習うとき、練習、先生の叱責など、厳しさは必ず伴います。
当ピアノ教室(高槻市)では、厳しさもありますが、なるべく、楽しんで身につけられるレッスンを心がけています。
厳しさの中でも、自分では意識していないことがあります。
それは「できていないことを認めること」。
❓
分かりにくいですね?そう、大人でもあまり意識してませんが、
今回は、小学1年女の子Eちゃんが、この厳しさを体験したお話です。
連弾にチャレンジ中
Eちゃん、ただ今、私との連弾に挑戦中です。私と合わせる前に、お一人で弾いて貰います。
短い曲なので、右手奏、左手奏、両手奏で続けて3回弾きます。これも立派に変奏(※1)です。
同じ曲を弾くだけなので、大人目線だと簡単に思えますが、侮るなかれ、幼いお子さんにはちょっと難しい!
Eちゃんも、右手は問題なしなのですが、左手で少し、つまずきます。ということは、両手奏も危うくなるってことです。
※1:音楽で、ある主題をいろいろな技法によって形を変えて表すこと。—–デジタル大辞泉より—-
言い訳もしたくなる
今日のEちゃんは左手奏の時、ある1ヶ所のフレーズ(※2)の切れ目で、手を離すこと(フレージング)を、忘れたり、タイミングが悪かったりします。右手はうまくいくので、Eちゃんとしては、左手がうまくいってないことは、よぉくわかっています。
Eちゃん:「わかってる、わかってるんだもん。でも、時間がないの!」
そう、ここは手を離すタイミングが難しいので、「時間がない」と言うEちゃんの言い分も理解できます。
が、
そこを許すわけにはいかないのです(´ρ`)。
※2:文章において、句読点で区切られた箇所をかたまりで読むように、音楽にも、「意味を持った音符のまとまり」があります。そのまとまりを「フレーズ」といいます。
「わたしのせいじゃない」
そして、再び、弾きますが、またうまくいかない⤵️。
そこでEちゃん、👀驚きの発言!
Eちゃん:「この腕がだめなの!」<右手で左腕をペチペチ>
私:「え~~‼️アカン、アカン。腕、かわいそう」
真面目に、腕に怒っているEちゃんには申し訳ないのですが、ちょっと笑ってしまいました😂。
でも、これはスルーできません。
私:「腕のせいじゃないわ、腕を動かしてるのはEちゃんなんやから、Eちゃんがちゃんと腕に命令しなきゃ」
Eちゃん:「はぁ~い😞💨」
「できなさ」に向き合う
こんな時、ありがたいことに、彼女は素直です。素直さは上達することにおいて重要。
そして、素直になるってことは、
「自分のできなさに目を向けられること」です。
大人は、何かを指摘されると、納得すれば、「ああ、そうか…」と、すぐに受け入れられるのですが(それが大人になるってことかも😉)、
子供の場合、納得してもなかなか、受け入れるのが難しいことがあります。
実際、すごく時間がかかるお子さんもいます(過去に、ピアノの下に潜って出てこないお子さんもいました😩)。
Eちゃんのように、「腕のせい」にしたりして、できないことを責任転嫁しようともします。
ふふふ、ここまで、露骨なのは久しぶりで、笑ってしまいましたが😅、ここは押さえどころです。しっかり、自分の「できなさ」に向き合って貰います。
向き合って初めて、直す努力ができるからです。
つらいことですが、これなくして、進歩はない!
でも、6歳にしてこの厳しさを経験できるのは、ピアノレッスンならでは。
認めたら
さて、この後のEちゃんですが、、
その箇所を弾くのに「時間がない」ってことは、余裕がない、速すぎることを意味しているので、私から「ゆっくり弾いて」と提案。
それをスッと受け入れてくれ、すぐに左手のフレージングができるようになりました。
そして右手、左手、両手と続けて弾いて、完成!
こんなことの繰り返しから、今度はだんだんと、できてないことを自分で見つけて、認められるようになっていきます。
さあ、私と合わせて弾きますよ!
厳しさの中でも、音楽の楽しさは味わいましょう♪。
※:続きはこちら→「連弾の醍醐味を味わいました~小学1年女の子Eちゃん(高槻市)」
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