人見知りは悪いことでも、直すものでもない。ピアノで自己主張できる人になろう！～お母さまのひと言で感じたこと

こんにちは(*^^*)
寺田ピアノ教室(高槻市)です！

「普段、幼稚園(当時)ではほとんど、しゃべらないんです」

小学1年女の子Nちゃんのお母さまからの何気ないひと言。

まあ、驚いたのなんのって！だって、Nちゃんはレッスンではとても明るく、おしゃべりな私と張り合える😅、人見知りなんぞ微塵も感じさせないお子さんですから(※)！

人見知りって悪いことではない！

人見知りや内気というのは、とかくマイナスなイメージを持たれがち。どうしても、ハキハキとお話しできたり、人懐っこいほうが良い印象を持つかもしれません。

なら、人見知りは悪いのか？どこででもスルスルと言葉が出てくる事は良いことなのか？

少なくとも、スルスルと喋ることで失敗した経験が多い私としては😅、どちらが良いとは言えません、ハハハ😆。

冗談はさておき、

人見知りって、悪いことでも何でもなく、「人懐っこさ」と同様に、その子の個性のひとつだと考えます。

と言う私も、頭ではそう思っていても、なかなか思い切れた訳ではありません😅。

大人になった我が娘も、Nちゃんと同様に、家ではうるさいくらいよくしゃべるのに、人見知りが強く、よそでは打ち解けるのに時間がかかる子供でした。
学校や習い事の先生に打ち解けられた経験がないのです。

ですから、Nちゃんの状況がどんなものかはよくわかります。

この状況、親御さんとしては、とてももどかしいのでは？とお察しします。
少なくとも私は、そんな我が子を見て、そう感じていました。

だって、家ではハキハキとお話しできているのに、外ではその利発さを発揮しないのです。

例えば、学校の教室でも、他の皆が手を挙げて、いきいきと発表などしているのに、我が子は頑なにダンマリです。
悲しいかな、ヤル気満々でも、「話さない＝消極的」と、取られてしまいます。

ですから、親としては、もどかしさ、がっかり感😞💨はどうしても否めません。幾度となく、「なんでなん？」、「もっと、お話ししなさい」と言ったことか！

Nちゃんのお母さまも、多かれ少なかれ、似たような感情を持たれていることでしょう。

でも、本人にしてみたら、損することもわかっているけど、仕方がない。
頑張ってできることではないようなんですね⤵️。

そりゃ、そうですね。性格はそんなに簡単には直せません。
それに、人見知り、恥ずかしがり屋、内気は、何も悪いことではないので、直すものでもない。
それもひっくるめて「自分」なんですから。

当時は、なかなかそんなふうには思えませんでした。子育てが終わった今だから言えることです。

我が子の場合、そのうち、「話すこと」で、自分を表現することがこの子には無理なら、何か他のことで表現できたらいいと思うようにしました。

ですから、「話す」代わりに、好きなお絵かきやピアノを頑張ったらいいと、本人にも告げました。
それから我が子は、「無理に話さなくていいんやね？お絵かきとかを頑張ればいいんやね？」と念を押すようになりました。😆まったく、親としては苦笑いですよ💧。

不思議なもので、娘は、人前で話すことは苦手でも、人前でのピアノ演奏は平気でしますし、絵も自信を持って描いていました。徐々に、人前でも、必要な事は話すようになりました。

ですから、同じ様なNちゃんを見ていると、Nちゃんにとっても、ピアノが自分を表現する手段となって、それがきっかけとなって、また他のことに繋がっていけばいいなぁと痛切に思います。

お子さんにより性格は様々。表現する、発信する術も色々でいいと思います。文章を書いたり、お絵描きしたり。もちろん、音楽でも！話すこと以外でも雄弁に語れます！

ピアノの先生としては、ピアノで自己主張できて、ピアノがその子の気持ちを表現する手段になれば、こんなに嬉しいことはありません。

それは何も、人見知り、おしゃべりをしないお子さんに限ったことでもありません。人懐っこい、お話上手なお子さんとて同じ。

以前、普段は強気で、荒っぽい言葉ばかり言う生徒さんがいました。
でもそのお子さん、穏やかな曲を弾かせると、真逆。それはそれは素敵に弾く子でした😌。

そうすると、口達者でも内心はどんなものなのか？
子供の内面は、本当にわからないものだと痛感させられたものです。

と、同時に、、、
子供たちが、そんな自己表現をできるレッスンをしていきたいと今回、改めて感じました。

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