こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
前回から「拍節感」のお話しをしています(※1)。
今回は、その「拍節感」を養うお話です。
※1前回ブログはこちら→ピアノで身につけてほしい感覚~「拍節感」①
「拍節感」を養うテキスト
前回、「のばす音符」は拍節感がないと、のばすのが難しいとお話ししました。
当ピアノ教室では、ピアノの最初のテキストは、『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』(北村智恵編著)を使用しています(※2)。
このテキストは、「のばす音符」は、拍節感を養っていない時期にやるべきではない、という考えで作られています。ですから、当分は、のばす音符には取り組みません。
拍節感を養うために、ずっと、
ひと打ち一拍の音符=拍と同じ音符=4分音符(休符)の曲を弾きます。
そうして、常に、一定調子の「とんとんとんとん」と拍節を感じていられるようにしていきます。
※2:こちらをどうぞ→「レッスン案内」
常に拍を意識する
どの曲も弾く前には、必ず、
「1、2、3、4」(4拍子の曲なら)
と、自分でカウントしてから弾きます。弾くテンポを決めてることになりますが、同時に拍節も感じていることになります。
生徒さんのお隣で、先生が手拍子したりするのも、拍節を意識させている事になります。
そうして、1巻の最後で、やっと「のばす音符」の登場となります。拍節感を定着させるには時間がかかるのです。もちろん、まだまだ修行中(笑)。
リズム打ちも工夫
リズム打ちにもひと工夫要ります。
ただ、「たん、たん、うん」と叩くだけではなく、
拍節を叩きながら、リズムやメロディーを歌うことも必要です。
それらを、ずっとやります。
地味ですが、拍節感を身につけるにはこれしかない。
ある意味、「すりこみ」ですね(^o^;)。
知らない間に…
自転車をコマなしで乗れたり、逆上がりが出来た時のように、ある日突然!できるものではありません。
しかも、それらのように、劇的に「出来た感」を味わえないので、
拍節感は、
ないと困る、大事なのに、存在が分かりにくい…悲しいヤツ…
です。
でも!身に付くと、テンポが変わっても、正しいリズムで演奏できたり、
難しい言い方ですが、リズムを追いかけてるだけの演奏ではなく、「軸」のある、締まりのある音楽になるのです。
そして、知らない間に、長い時間をかけて身につけているので、大きくなってから音楽の演奏を始めた人達と、根本的に違う部分になると思います。
音楽の早期教育を勧めるのは、こういうことも含まれていると思います。
コツコツと
いかがでしたか?「拍節感」。
絶対音感などと違って、長く育てていけば、身につく感覚です。コツコツと、育てていきましょう♪。
次回は、「のばす音符」の実際のレッスンのお話です。
※次回ブログはこちら→「ピアノで身につけてほしい感覚③~のばす音符に挑戦!小学1年女の子Eちゃん(高槻市)」
無料体験レッスン大歓迎です!ご希望の方はぜひ!こちらにご連絡ください。