こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

前回に続いて、ピアノを弾く時の、指番号のお話です。

※:前回ブログはこちら→「指番号を守らないとだめですか?①~守る方がよい理由」

指番号には意味がある

時には、「どうしてこの番号なんだ?」ってことはもちろんあります。
たとえば、↓

普通この場合、【12】指ではなく、【13】指を使います。現に、【13】指で弾く生徒さんは多くいます。
それなのになぜ 【12】 指なのか?

それは、次に続く音のせいです。
次の和音は【135】指が最適です。前の音は、そこに導きやすくするための【12】指なのです。そして、それを守った方が苦労なく、なめらかに弾けます。

このように、その時のためだけでなく、次に続く音のために考えられた指番号がつけられていることはよくあります。
自然な指番号もあれば、意味がある、訳がある指番号もあるということです。

ですから、指番号さえ守れば、正しい音が弾けることも多く、次の音に誘っていることもあるので、

・譜読みが楽になる

ということに。

柔軟な対応も必要

守った方が良いとはいえ、絶対そのままでないといけないわけではありません。

手の大きさ、小ささにもよりますし、手の術軟性でも多少、変わります。楽譜は、「概ね、こんな感じ」的に書いていると思えば良いと思います。

また、意外に、違う番号にした方がうまくいく時もあります。

例えば、ピアノでは、同じ音を連打する時、「同じ指では弾かない」が原則で、基本、指を替えてひきます。↓

一見、面倒ですが、このように、指を替えて弾いた方が楽に弾けます。特に、テンポの速い曲。

ですが、テンポがゆっくりの曲などで、同じ指で弾く「弾きにくさ」を逆手にとって、わざと同じ指で弾いて、「こだわった」音にすることも「あり」です。

このように、状況に応じて、対応することも必要です。

私は、、

今でこそ、「指番号守る」派になっている私ですが、一時期、小学3、4年かなぁ、指番号を守らない時期がありました。
理由までは覚えてませんが、たぶん、面倒だったんでしょう。深い理由なんてあったとは思えません(笑)。

レッスンでは、とにかく直されます。そうすると、私は不器用なので、新しい番号にすぐに対応できないのです。となると、弾けてたものも弾けなくなり、当然、○も貰えません。

「こりゃ、守らないと損だ」

そんな気持ちが芽生えたのは覚えてます。
それからは、できるだけ守るようにしました。守るのに大変だった記憶はないので、何とかなるもんなんです。

結局、損

指番号を守らない生徒さんは、たぶん、指番号より先に、弾く事が先行するのではないでしょうか?
たとえば、音を覚えてしまっているとか、番号をみていないとか。
決して、そんな番号にはしたくないという理由で守ってない訳ではないと察します。

でも、その時の印象は、
「弾きにくそう…」
これが、一番!実際、弾きにくい番号を選択している場合が多い!
そして、弾き直しが多かったり、よく間違います。
ですから、私は、弾けていても、直してもらいます😩。

ですが、一番困るのが、これを直すのに、初めて弾いた時より手間がかかることです!
一度、自己流でやってしまうとなかなか修正が難しい。癖になってしまうのです。

指番号のせいでピアノを辞めるって話は聞いたことがありませんが、私の幼いころの体験のように、辞める時の間接的な原因にはなり得ます。

そうなんです。守らないと、結局は、自分が「損」するんです。

守るようになるには

守るコツは…

 

ありません

 

なんだ、長々と語って、結論それかい?!って感じですが(-_-;)

ですから、先生は、習い始めから、口うるさく、
「番号よく見て!」と言うのです。言うしかない。

もちろん、大きくなってからも、守るようにはできます。
ただし!手品のような仕掛けはありません。
私がやったように、ただ、
「守るべし!」
と、取り組むしかありません。

あえて、コツは、と言うと、
「丁寧に、ゆっくり、見落とさない」
です…。

近道はありません。

でも安心して下さい!

守って損することは、何もありません😄。

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