こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
今回は、ピアノを弾く時の、指番号のお話です。
レッスン中、指番号についての指摘をしないことがないほど、指番号は、ピアノ演奏において大切な要素です。
面倒だなと思ったり、守るのに四苦八苦するかもしれませんが、逆に指番号のお陰で弾けた!ってことも多々あります。
そう!結論を先に言ってしまえば、
指番号は守った方がいいです!
二回に分けて、その理由や意味をお話しします。
指番号とは
ピアノを弾く時の、指の番号の事を「指番号」と言います。
楽譜の音符の上に、書かれている数字が指番号で、多くの楽譜には指番号は記載されています。中には(ポピュラーが多いかな?)、指番号が書かれていない楽譜もあり、この時、困ることがよくあります。
ふふ、変ですね。書いてあると守らないのに、書いてないと困るなんて…。ま、そんなもんです。
指番号で音符を覚えてしまう?
そんな指番号ですが、
習い始めに必ず、習います。
ですが、テキストにもよりますが、
ド=1指、レ=2指、ミ=3指
と、なっている楽譜が多く、最初にこのように思い込むと、「1」と書いていたら、何でも「ド」と弾いてしまう子になってしまうので、要注意!
そう!指番号でドレミを覚える、というか、決めつけてしまう可能性もあるので、習い始めに、柔軟性のある覚え方をしておかないと、勘違いの元になります。
当ピアノ教室(高槻市)で使用しているテキスト(※)では、ド=3指から始まって、すぐ、ド=2指、1指と替えて弾くようにしています。
始めが肝心。思い込み防止です。
※:『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』(北村智恵編著)
※:こちらもどうぞ→「当教室のピアノレッスン内容」
守った方が良い理由
・楽に弾ける
・速く弾ける
・なめらかに弾ける
・見た目が美しい、カッコいい
・指番号が書いてなくても、弾きやすい番号を見いだせるようになる
・譜読みが楽になる
守ると、良いことがたくさんですねっ。
私は、指番号に関して、メソード期(導入から基礎)のテキストの間は、テキストに書いてある番号を守るよう指導します。
それは、
やはり、指番号にも「基本」があって、まずはその基本の「指つかい」を身につける、守ることを習慣づけて欲しいからです。
自然な流れ
指番号は基本的に、指の形、配置に準じてつけられています。ですから、守る、守らないと言うより、最初の番号さえ守れば、自然と次の番号は決まってきます。不自然な番号を配置しているわけでもなく、合理的な番号がほとんどです。ですから、
・楽に弾ける
となり、指もスムーズに動くので、
・速く弾ける
なのです。
自然な配置ですから、音が途切れにくいので、
・なめらかに弾ける
・見た目が美しい、カッコいい
になります。
自然な流れの基本の「指つかい」が身につくと
・指番号が書いてなくても、弾きやすい番号を見いだせるようになる
となります。
もちろん、身につけるには、長い年月が必要ですが。
と、ここまでのお話だけでも、指番号を守った方がよいとご理解頂けると思いますが、もう少しお話しさせて下さい。
次回に続きます!
次回ブログはこちら→「指番号を守らないとだめですか?②~守るようになるには…」
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