こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

以前、レッスン中に、悔し涙を流した、小学3年女の子Mちゃんの事をお話ししました(※)。
今回は、Mちゃんのその後のお話です。

※:こちらもどうぞ→「レッスン中の涙は成長のチャンス!~小学3年女の子Mちゃん(高槻市)」

次の週

「あんな、あの、リュックサックの弾き方、できたで」

会ったとたん、鞄を置くや否やのMちゃんの言葉です。
私も、1週間気にしていたので、何の事を言っているのかはすぐ、ピンときました。

私:「💫おっ!あれやねっ」
Mちゃん:「でもな、左手、こうして、こうやると、やりやすかった」
手を動かして、説明してくれます。
私:「あーん、分けて弾いたんやね。」
私とMちゃんにしか、わからない会話です(^^;。

聴いてみないとわかりませんが、Mちゃんなりに工夫して練習してきたのでしょう。
説明ぶりで、手応えがあったことは想像でき、聴かせて貰うのが楽しみ。

Mちゃんの前回

前回、ある練習で思いの外、手間取ってしまいました
それは、レベルアップ練習なので、できなかったら、省いても差し支えはありません。
でも、涙を流しながらも取り組むMちゃんに、「できないからやめよう」とは言えませんし、もう少しでできそうな感じはしたので、宿題のレベルを下げて、片手で練習する、と前回は終わっています。

そこで、冒頭のやり取りになったわけです。

がんばりました!

片手練習の宿題なんですが、ふふふ、どうやら、両手もやってきたようです。
でもMちゃんは慎重派。まずは、片手ずつを聴かせてくれます。
聴くと、片手なんですが、
「あっ、これは両手も大丈夫だな」ってわかりました。

私:「よく、できてるよ。両手は?弾いてみた?」
Mちゃん:「うん…やってみた」
自信なさげ。

1回目。ゆ~っくりですが、やはり先週とは全然違います。

私:「そうそう!できてる、できてる🎶」

2回目。安心したのか、さっきよりテンポも上がり、しっかり弾けてます。

私:「できた、できた!それでいいんやよ!」

Mちゃんも、もちろん嬉しかったのでしょう、これが、いかに速く弾けるかやってみた、とかおしゃべりしてくれます。

がんばったねぇ~。私も嬉しい😃⤴️

よくよく考えると

自分でやらせておいて、言うのも変ですが、
ピアノという習い事は、やはり厳しいものだと改めて思いました。

自分のできなさを、あからさまに見せられる、感じさせられた上、それを自力で改善してこなくてはいけない習い事です。

私自身、そうやって習ってきているので、知らず知らず、ピアノの先生はそれを、当たり前に思っているところが良くない⁉️(^^;

良かったのは

今回、何も、できるようになったことだけが良かった事ではありません。

・練習を自主的にやっている
→もちろん、毎回のことですけどね。

・レッスンから帰ってすぐ練習している→レッスンで、できなかったことをその日のうちにやるのは、結構ハードルが高いです。

・片手練習にとどまらす、両手までチャレンジしている→悔し涙の原因の両手奏を主体性をもって、取り組んでいます。負けず嫌いが幸いしていますね!

・何より、諦めずに取り組んだこと→投げ出すこともできる訳ですし、真面目に取り組まなくても良いわけです。
でも、Mちゃんはやりきってきてくれました\(^-^)/。

指導者としての気づき

今回はできるようになりましたが、たとえ、できていなくても指導者としては、Mちゃんの取り組自体をひとつの成長、能力ととらえないといけないと思います。
やってくるのは、当たり前ではないですね。
改めて、気づかせてくれました。

その後、発表会に3人で連弾をやる計画のお話をしたら、Mちゃん、
「わぁ、たっのしみぃ♪」。
跳ねるようにして、帰って行きました。
発表会の練習は、もうすぐ始まります!

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