こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

前回、2回にわたって、「拍節感」のお話しをしました(※1)。

今回は、その実際です。

※1:こちらもどうぞ↓

「ピアノで身につけてほしい感覚~「拍節感」①」

「ピアノで身につけてほしい感覚~「拍節感」②」

 

当ピアノ教室では、ピアノの最初のテキストは、『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』(北村智恵編著)を使用しています(※2)。

小学1年女の子Eちゃん(高槻市)も、1巻の終盤。いよいよ、「のばす音符」にチャレンジです。

※2:こちらもどうぞ→「レッスン案内」

速さを変えると

「のばす音符」が難しいとはいえ、Eちゃんは、1拍ずつの音符の曲を、今までたくさん弾いてきましたから、迷うことなく弾けました♪。

「普通のはやさ」なら

です。

おそく弾くって

子供たちにとって、どんなはやさが一番難しいか?
それは、「おそく」です。
「はやく」は、以外にすぐできます。
ところが、「おそく」は音符にしろ、休符にしろ、難しい。
のばす音符だと、これまた一段と難しい!

Eちゃんにも、おそく、はやくのテンポで弾いてもらいました。

これは、拍節感で、どんな速さでも「とんとんとんとん」と拍を感じるレベルアップ練習です😉。

やはり、、、

Eちゃんも、やはり、「おそく」にはちょっと手間取りました。

特に、のばす音符と1拍の音符が混在すると、、、

「♪みーいー、み、れ」

あらら。
「のばす音符」(みーいー)が弾けても、1拍の音符(みぃ、れぇ)が(み、れ)と速くなってしまいました⤵️。

ただ、「のばす」だけとしてとらえていて、ゆっくりの拍節を感じてないと、この様になってしまうのです。

身体全体で感じる

ピアノ演奏では、動かすのは手ですが、拍を感じるのは身体です。こういう時は、身体を動かした方がわかりやすい!

ピアノから離れて、立ち上がり、2人並んで、音符どおりのリズムで歩きました。

 

Eちゃんは私の動きを見て、一緒にやります。
私:「ゆっくりね、いぃち、にぃい、さぁん、しぃい」<ゆっくりの拍節を刻みます>
「♪みぃ、みぃ、みぃ、れぇ」<ゆっくり、1拍を感じて1拍ずつ歩きます>

「できたね、も、一回!」
「♪みぃ、みぃ、みぃ、れぇ」

「次は、のばす音符もねー」
「♪みーいー、みぃ、れぇ」<のばしてる間も膝で拍を感じて歩きます>

今度は一人で歩きます。
「♪みーいー、みぃ、れぇ」

「できた?」
Eちゃん:「うん!できた🎶」<小躍りして喜びます>

Eちゃん:「たっのしいぃ~」<ぴょんぴょん!>

何回か歩いて、ピアノに戻りました。

おみごと!

「♪みーいー、みぃ、れぇ」
さっきまで、煮詰まっていたのに、身体で感じた後は、弾けちゃいました👌。

あとは、お家で何度も練習してきてね、とその日のレッスンは終了。

 

次の週。

Eちゃん:「どのはやさからひく?ぜーんぶひけたよっ」

…た、頼もしい…。

そして、言葉どおり!普通のはやさ、おそく、はやく、どのテンポも正確に弾けてました‼️

この様にして、少しずつ、時間もかけて定着させていきます。

さあ、今度はもう一つレベルアップ練習だっ‼️

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