こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。
前回は、当ピアノ教室で取り組む練習曲集のお話でした(※1)。
今回はその続き、まだまだあります、推しの練習曲集。
※1:こちらもどうぞ↓
「練習曲はつまらない?!弾いてて楽しい練習曲のすすめ♪①~練習曲って?」
「練習曲はつまらない?!弾いてて楽しい練習曲のすすめ♪②~私好みの練習曲集、その1」
ヘラーさま♪
ブルクミュラーに続く、私の推しは「ヘラー」。
ヘラーはブルクミュラーと親交があったハンガリーの作曲家。ドイツ人のブルクミュラーとはまたひと味違う、練習曲を作曲しています。
前述の『18の練習曲』と同レベルの練習曲集をあげるとしたら…、
お勧めは、
『リズムと表現のための練習曲』。
タイトルにあるように、リズムが特徴的な曲も多く、練習曲なのに民族的な曲もあり、練習曲のイメージを変える曲も!そして、ブルクミュラーに負けずと劣らず、美しいメロディーライン。
個人的にはちょっと民族的な11番、しっとりした23番が好き❤️。
曲にタイトルがついていないのが残念なんですが、各々の曲に個性があって、ブルクミュラーに飽きたら、こちらもどうぞ♪。そんな感じの曲集です。
「技術」の引き出し
同一レベルではありませんが、モシュコフスキーや、歌曲の作曲家でもあるコンコーネなども、歌ごころ満載の練習曲を私達に残してくれています。
生徒さんの個性や求めるものによって、練習曲を選べるのはありがたいです。
そして、これらの練習曲で身につけた技術を使い、様々な曲を素敵に弾くようにできるのです。「技術」の引き出しが多いほど、素敵な演奏がしやすいことになります。
プラス、「テクニック」の本で指の動きを訓練すれば、尚、素晴らしい!
私の場合
私は、残念ながら、これらの練習曲で育った訳ではありません。昔の多くの子供たちと同様、指を速く動かすことを目的とする練習曲をやりました。
もくもくと練習しました。それが当たり前と思っていたからです。
幸か不幸か、私はそれを疑問にも思ってなかったし、これらが嫌いではなかったのです。
でも!指導者になって、北村智恵先生(※3)のご指導のもと、お話しした練習曲集たちを勉強するようになってからは、「こんな素敵な曲が練習曲なら、私もやりたかった!」と何度思ったことか!!
ですから、自分の指導する生徒さん達には、楽しんで練習して欲しい思いで、これらの練習曲集でレッスンしています。
皆が前向きに取り組んでくれるので、ブルクミュラー先生方、智恵先生もに感謝です♪。
子供の頃の私が取り組んだ練習曲全てを、否定するわけではありません。でも、その時期に習っていたら、習得できていたら、と思う技術はたくさんあるので、残念なことだったとは思います。後々、それらを補うことになるのですからね😉。
※3:当ピアノ教室使用の『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1~3巻』の編著者
弾き甲斐
今、クラシックのコンサートで演奏されている曲の中にも、昔は練習曲とされていた曲もたくさんあるそうです。
ということは、芸術的な作品と質の高い練習曲はある意味、紙一重なのかもしれません。線引きできるものではないということかもしれませんね。
だから、そういう素敵な練習曲なら、「うへ〰️」にはなり得ないはず。
私がこれらの練習曲集を使うのは、これらの練習曲たちは、習う生徒たちにとっても、もちろん良いのですが、何といっても、指導する私も楽しいのです。やっぱりこれ大事❤️。
どうせやるなら、やっていて楽しい、弾き甲斐のある練習曲を取り組みましょ♪。
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