こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

「私は、ピアノが弾けないんですが、大丈夫ですか?」

お母さまの心配

私が幼い頃はいざ知らず、今は、ピアノ経験がある親御さんはたくさんおられます。
でももちろん、経験がない、早くに辞めてしまった等、お子さんの前でピアノを弾く様な状態ではない方もいらっしゃいます。
そして、体験レッスンで、そんなお母さまが、↑先ほどのような事をおっしゃられるのです。
わかりますよ、その心配。
でもその時、私、すぐにお答えします。
「全然、大丈夫ですっ!」

どう大丈夫なのか?!
今回は、
親御さんのピアノ経験の有無が、お子さんにどのように影響するのかを考えましょう♪。

それぞれのメリット

以下、普通、考えられるメリットです。

ピアノを弾ける親御さんの場合

・習っていることを教えてあげられる
・練習の大切さをよく知っている
・一緒に弾ける

ビアノを弾けない親御さんの場合

・お子さんの自主性が育つ
・お子さんの上達に敏感
・上達に関して、喧嘩にならない

\(^-^)/安心して下さい。各々、メリットがあります。
ひとつひとつ見ていきましょう。

『習っていることを教えてあげられる』

弾けない親御さんの心配の原因は、おそらく、これです。
「自分は教えてあげられない」

でも、果たしてこれはメリットでしょうか?
ごめんなさい、少なくとも、当ピアノ教室ではメリットではありません。
というのも、、、

「ここ、弾き方わからない」

例えば、お子さんが↑のように言ったとします。
当ピアノ教室では、そういう時でも教えないようにお願いしています。なぜか?
それは、私の指導不足のせいかもしれないからです。ですから、どの親御さんにもその時には、
「今度、先生に聞いてみて」って言って、教えないで下さいとお願いしています。それは、、

ここで親御さんが教えてしまうと、指導が足りなかったことが私に分からなくなり、私はそのまま、進めてしまうからです。そして、お子さんもレッスンで分からなかったら、「家で聞けばいいや」ってことになってしまうのです。

捕捉:親御さんが付き添いに来られているような低年齢の生徒さんに関しては、内容によっては親御さんに説明する場合はあります。けれども、基本的にはお子さんに理解して貰うことを大前提にしています。親御さんにご負担のないようにしたいです。

お子さんの自立のために『お家では教えない』

ここで(レッスンで)キチンとやっておかないと大変なことになる!→一生懸命レッスンする、聴く→親を頼らない→『自主性が育つ』

ピアノのレッスンは、弾けるようになること以外にも目的はあるはずです。

ということで、
親の経験の有無はこの件に関して、立場は同じです。
「自分は教えてあげられない」というご心配は無用です
\(^-^)/。

『お子さんの上達に敏感』と『上達に関して、喧嘩にならない』

「ここ、ちがうよ」
「あ、また、まちがえた!」
「早くこれくらい弾けるようになりなさい!」

お子さんに、こんな言葉を一回たりとも、言ったことがない方は、素晴らしい‼️

言うんです。
やはり、弾ける親御さんは要注意。うっかり言ってしまうのです。
これらを言われて、喧嘩にならないはずありません。もしくは、練習しなくなる可能性大。

一方、弾けない親御さんは、あれこれ言いません。言えません。ですから、上達に関して喧嘩にはなりません。
この場合、お子さんは、たとえ間違っていても、のびのびと練習できます。
そして、親御さんは少しずつ上達するお子さんの演奏を喜べます。
でも、弾ける親御さんも、今のご自分と比べなければ、これは十分に味わえるはずです。
思い出して下さい、ご自分の幼い頃の事を。同じ様にお子さんも頑張っていますよ。
あ、もちろん、弾けない親御さんでも、↑の言葉を言ったら❌ですよ。
やはり経験の有無に関係なく立場は同じ!(笑)。

ここまででも、親御さんが経験者でなくても大丈夫な理由は十分だと思います。

なんだか、「弾ける親御さん」に不利なことになってしまいました。
何せ、私も親として、「弾ける親」の部類なので(笑)、少々辛口になってしまったことをお許し下さい😅。
でも、弾ける親御さんにも良いことあるもんね!

次回は、「弾ける親御さん」の挽回編!

※:こちらもどうぞ→「親がピアノを弾けないんですが、大丈夫ですか?②~どんな親御さんでもできること」

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