こんにちは!
寺田ピアノ教室(高槻市)です。

3回に渡って、「ひとりで練習するようになるには、どうすればよいのか」を考えています。

今回はその2回目。練習の回数をこなすお話です。

※:前回ブログはこちら→「ひとりで練習できるようになるには①~ピアノの練習とは」

10回チャレンジ

当ピアノ教室(高槻市)では、「まずは10回弾いてみよう」をよくやります。
片手なり、両手なり、まずはレッスン中に一緒に弾きます。

一口に、10回と言うけれど、何かを集中して10回やるのは、結構大変です。ましてや、幼いお子さんは、そんなことやったことが無い子がほとんど。
私が「んじゃ、10回っ」と言うと、初めてのお子さんは、必ず「!えーっ」とか「できない~」って言います。(毎回言う子もいます(-_-;))。
そして私と一緒に、弾いて貰うのです。
私が回数を数える場合もあれば、自分で数えるためにカウントカードで数えさせることもします。

カウントカード

カウントカードは、手作りのカウンターです。回数と励まし言葉を載せてますから、子供たちは、面白がって、めくってくれます。苦しい時の一種の紛らわし手段(^^;。
めくるだけで、数えることができるので、ささやかな「ひとり練習の友」にもなります。

そして、10回出来たらシールをレッスンノートに貼って、「見える成果」を貯めていきます。

孤独な作業

これ、最初はツラいんです。

楽譜を見て、音符を読みながら、指を動かして…。ゆーくり、ポツポツとしか弾けません。間違いもします。イライラするかもしれません。1回弾くのがやっと!の時もあります。

だから私は馴れるまで一緒にやります。

なぜ10回なのか?

やはり、まとまった回数、もしくは、まとまった時間を弾かないと「上手くなった感」が自分で感じられないのです。

時間で区切るよりも回数をカウントする方が、幼いお子さんにはわかりやすいと思います。
一度にやるのは大変だから、それなら10回を何回かに分けたらどうかというと、効果は感じ難いと私は思っています。

個人差は多少ありますが、続けて10回弾くと、5回くらいで弾けてくる子もいますし、大抵、7回、8回辺りで変化が自分で感じられます。少し時間のかかるお子さんでも9回、10回には「!おっ!少し、良くなったね」と言えるようになります。

2、3回弾いただけでは感じられない感覚、その感じをつかんで欲しいので、やはり「10回」なのです。

本当は20回、30回と言いたいところなのですが、それはハードルが高すぎるので、言えません(笑)。

やるよって言って、「えーっ」とよく言う子には、「んじゃ100回っ❣️」って言うと、笑いが入り、ゴネたりせず、チャレンジしてくれます(^_^)v。

苦労の末には…

それで万々歳かというと…、
今日10回弾いて、
あとはお家での練習。
次の日にはその10回目の状態からスタートにはなりません。

一晩寝ると、多分、次の日は前の日の3、4回目辺りの感じからのスタートになるかもしれません。まあ、振り出しに戻る事はないですが。

ところが、そこでがっかりして練習しないと、昨日の努力がパアになるのです(多いかな?、そんなパターン)。
やはり、そこが我慢のしどころですね。涙をのんで、また10回やるのです。でもきっと、昨日より早い回数で変化は感じられます♪。
そしてまた次の日…。
この小さな成功体験の繰り返しです。

そして1週間。成果が無いわけないのです!絶対に弾けています。

あ、これで終わりではないですねぇ。

また1週間、次の練習をこなす日々です…はあぁ。

こんなにうまくいくかぁ?
そうなんです…、続きは次回に!

※:こちらもどうぞ→「ひとりで練習できるようになるには③~練習するために」

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