これから当ピアノ教室(高槻市)でピアノを習い始めようかとご検討の方へ、ピアノを始める時にご準備頂きたいことについて、4回シリーズでお話ししています。
楽器編(※1)、ピアノ椅子編(※2)に引き続き、今回はその第三回目。ピアノの足台のお話です。
こちらもどうぞ→「ピアノを始めるときの準備④~セッティング編」
正しい姿勢のために
椅子はないがしろにされがちですが、足台に至っては眼中になかったってことが多いです。
↑は「わくわくおんがくワーク」からの引用です。
「椅子編」の時にもお話ししましたが、これがピアノ(電子ピアノ含む)を弾く時の正しい姿勢です。
足元をご覧下さい。足台が必要なんです。
足台
この絵の足台は箱っぽいです。当ピアノ教室(高槻市)でも、私が日曜大工に少しはまっていた時に、手作りした木製の足台を使用しています。サイズを何種類か用意して、生徒さんによって使い分けしています。その子の身長に合わせて、3台ほどを単体、合体させて使います。レッスンでは市販の台を調整するより、台を変えるだけの方が手間がかからないのです。
↓うちの手作り足台
最初のレッスンの時にお子さんの足台がどれくらいの高さになるかを見させていただき、そこから成長に応じて低くしていきます。
ピアノの演奏もさることながら、足台を低くしたり、必要なくなったりした時に
「ああ、大きくなったんやね…」
と、感じます。
足台は何のため?
足台を使うのは、足がふらふらすると集中できないということもありますが、姿勢よく、踏ん張って欲しいからなのです。ピアノの椅子には腰かける程度で、深々とは座りません。幼い生徒さんは自分の肩幅より広い、遠い鍵盤を弾く時、足が地に着いていなければ弾きにくい、弾けません。大人でもそうです。
手だけ使って弾くのではなく、腰から手を伸ばせる、足で身体をささえるような習慣を身に付けるために、足台は大事な道具になります。この弾き方は大きくなって、弾く範囲が広がった時に効果を発揮します。
そして、個人差はもちろんありますが、小学3、4年で必要なくなります。
足台いろいろ
ご家庭でも足台のご用意をお願いします。踏ん張るため、頑丈でお子さんの肩幅より広いもので、高さ調整が可能な物が必要です。
市販の足台ももちろんあります。ペダル付きとペダル無しの2種類がありますが、私はペダル無しの足台で良いと思っています。(後述)
市販の足台は数年しか使わない割に高価です。それなら!とお家の方に日曜大工をお願いして、作って頂くのは子供達も喜びます。
何も、本格的に木で手作りしなくても、ダイソーやセリアなどの100均で、発泡スチロールのブロックや桐すのこを使って、簡単に手作りできるようです。サイトを調べて、工夫して作ってあげて下さい。頑丈なのをお願いします(^^♪
補助ペダル
↑補助ペダル
前述のペダル付き足台ですが(正確にはピアノ補助ペダル)、私はお勧めしていません。足台として使うには高価ということもありますが、当ピアノ教室(高槻市)では、足が届かない幼い子供に、敢えてペダルを使うような指導をしていないからです。進度が早く、本当にそれが必要だと思われたら用意しても遅くはないと思います。
ペダルを踏んだ時の音は、とてもワクワクする、ピアノならではの音です。私も幼い頃、遊びで踏みながら弾くと、上手になった感じがしたのを覚えています。でも、指導者としては最初はペダルは踏まずに、ペダルに頼らずに良い音を弾くことに専念して欲しいので、補助ペダルを使ってまでペダルを踏むことはさせたくないのです。
ペダルを踏まなくても素敵に弾ける曲はたくさんありますから!
地に足つけて
さあ!楽器、椅子、そして足台が揃い、お子さんが姿勢よく座れるようになりました。時には、親御さんがこの姿勢がキープされているかチェックしてあげて下さいね。子供はすぐ、大きくなります!(^^)
さて、次回は楽器のセッティングのお話です(※)。
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