こんにちは(*^^*)
寺田ピアノ教室(高槻市)です!
当ピアノ教室では、ピアノを習い始めのテキスト(メソード)は、『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』(北村智恵編著)を、どの生徒さんにも使用しています(※1)。
このテキストは、他の多くのメソードと大きく異なっています。
その違いは、たくさんありますが、今回は、最初に出てくる違い、「奏法」(後述)についてのお話です。
と、その前に、メソードって何でしょう?
※1 こちらもどうぞ→「当教室のピアノレッスン内容」
メソードですが
ピアノにおける、メソード(メソッド)は、楽譜の読めない人が、演奏を通して、音楽の知識を身につけていくための本です。
ですから、メソードの多くは、「ド」だけの曲から始まり(※2)、順番に覚える音が増えていき、音符の長さを学び、リズムが複雑になり、難易度があがっていくのが普通です。
思うに、多くのメソードは、覚える音、弾く音を増やしていくことに重きをおいている感じはします。
もちろん、それもメソードの目的なので大事です。音が増えると、それだけ音の表現が広がります。メロディーらしきものや、耳慣れた曲が弾けるようになりますからね。
一方、『ピーター…』は、それよりも、習い始めから「音で何かを表現する」ことに重きを置いています。
※2 こちらもどうぞ→「「ド」だけの曲から学ぶこと① ~あなどるなかれ、最初が肝心!」
「音で何かを表現する」って何?
「音で何かを表現する」って、何だか、上級者にしかできない感じがしますよね?そんな、難しい話でもないのです。
ピアノを習いたての人は、使える音符、リズムやテクニックに、ものすごい限りがありますから、音で何かを表現するには、音の大きさ、長さ、質を変化させるしかありません。
簡単に言って、例えば、「ド」しか知らなくても、
<♪ド、ド、ド、ド>
と、強弱をつけて弾けば、歩いている感じを「ド」だけで表現していることにもなります。
単純ですが、簡単にできる音楽の表現方法、これも立派な表現です。ただ、音を弾くだけよりも、俄然、楽しくなります♪。
ですから、「音で何かを表現する」ことは、別に、ピアノ上級者でなくてもできることなのです。
3つの奏法
そこで、『ピーター…』では、音に強弱、長短などの変化をつけるために、ピアノを弾く時の、基本の奏法であるマルカート、スタッカート、レガートに真っ先に取り組みます!
・マルカート
一つ一つの音をはっきりした音で弾く
・スタッカート
音を短く切って、軽く弾く
・レガート
それぞれの音をつなげて、なめらかに弾く
これね、私、『ピーター…』の指導者講習を受けた時に、正直、思いました。
ピアノを習って、何年も経っている子ならまだしも、
「習いたての幼い子に、そんなことできる?」って。
大人の思い込み
指導していて、よく気づかされる、または反省させられることは、「大人の思い込み」による考えの狭さ、浅はかさ、、、。
こんなこと、できないだろうと思うのも、やはり、「大人の思い込み」でした。
子供には先入観がないので、最初に、「こうやります」と、やってしまえば、そんなものだと、やってしまいます。
ですから、レッスンではどの子にも、躊躇なく、奏法を取り入れた曲を指導します。
子供たちは、むずかしい~と、言いながらもやっちゃいます。やはり、スゴいですねっ。
次回からは、その具体的なお話です。
※ 次回ブログもどうぞ→「習い始めからいろいろな弾き方で!②~はっきりとマルカート」
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