こんにちは(*^^*)
寺田ピアノ教室(高槻市)です!
当ピアノ教室で使用しているテキストは、『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』です(※)。
※詳しくはこちらをどうぞ→「当教室のピアノレッスン内容」
弾き方は始めから
この『ピーター…』は、導入期の他のテキストとは、色々な面で異なっているテキストですが、
始めからピアノの様々な弾き方(奏法)を習います。そして、最初から、ピアノを弾く「手」にもこだわります(※)。
とすると、
何だか、子供たちにとって、難しいことになるのでは?と思われそうですが、全然そのようなことはなく、子供の方が、変なこだわりなく、何気にやってしまうから、スゴイ!
※詳しくはこちらをどうぞ→「習い始めからいろいろな弾き方で!①~音で何かを表現するために」
ピアノは叩かない
桜台認定こども園年長6歳の女の子Nちゃん、ただ今、マルカート、スタッカート(いずれもピアノの奏法)に取り組んでいます。
前述のように、Nちゃんも、そのマルカートとスタッカートをそんなに手こずることなく、「やってしまった」お子さんのひとり。
大人になってから、苦労した私からすると、
「うらやましい…🤤」。
でも、Nちゃんには少し「癖」があります。
それは、力一杯弾いてしまうこと。
元気さのあまり、上から叩いてしまったり、腕を振りながら弾いてしまったり…。
実はこれ、あるあるです。何も、Nちゃんに限ったことではありません。今まで、このように弾くお子さんを何人も見てきました。
この弾き方は、うるさい音、きたない音になってしまうので、今のうちに直します😌。
「きれいな音で♪」
私:「Nちゃん、上から叩かないよー」
「腕は振らない、(消ゴムを乗せて)これが落ちないようにして」
さすがに、消ゴムはすぐ外して、乗ってるつもりで弾きます。ずっと、そんな声がけして弾くと、腕を振らなくなりました。
消ゴムを乗せるのは、動作の面で効果がありますが、目指すところがちょっと違います。
そこで、
私:「きれいな音にしてー♪」
🎶🎶🎶
👀‼️
腕を振ることなく、叩きつける音でもなく、これが一番いい音になりました。
私:「そう‼️それそれ!それ、きれい❗」
子供でもわかります
どのお子さんもそうですが、
私の手を見て、一緒に弾いて、真似をして、手を振らなくなりますが、しばらく、目を離すと、また元通りになります。
真似しているだけですからね。
これの繰り返しで直していきます。
でも、「きれいな音」を求めてやっていることなので、どんなに私の真似をしても、良い手の形で弾いても、その音がきれいでなければ意味がありません。
子供たちにしても、どうして、こんな動作や手の形にしなければいけないのか?そう感じているかもしれません。
どうしてなのかわかって貰わないと、ずっと前述のような繰り返しになります。
で、
「きれいな音で♪」って言うと、Nちゃんのように、ピタッと、オーバーな動きが止まって、きれいな音を弾こうとしてくれます。
驚き👀‼️ですねぇ~。
考えを押し付けず、聴くことを促せば、子供でもわかってくれます。いや、子供たちの方が柔軟性に富んでいます。
それで、すぐに直るかと言えば、もちろん、これも繰り返しです😆。動作、手を直し、音を聴いて、直していきます。
良い音を何度も聴いていれば、自然と、その音を求めて弾くようになります♪。
「こもりうた」をやさしく
Nちゃん、次に取り組んだのは、レガート奏法を使って弾く「こもりうた」。
レガートは、なめらかに、音が繋がって聴こえるように弾く奏法です。
これこそ、絶対に叩きません。
私:「鍵盤から指を離さないで弾いてね~、叩くと赤ちゃん起きちゃうでー」と、何度も声をかけます💦。
でも、Nちゃん、どうしても指を上げて打とうとします。これも癖。
時々できていますから、これもすぐにできるようになります。
Nちゃん、優しい音色の「こもりうた」が弾けるようになるからね、頑張りましょう♪。
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